羽村市商工会青年部「激辛フェス」開催に向け 唐辛子を収穫 今年は辛み強め

辛みの強い日光唐辛子を収穫するメンバー
来年2月に1カ月間にわたり開催を予定する「第10回はむら激辛フェス2026」に向け、主催の羽村市商工会青年部が9月26日、地元の農家で激辛の元になる唐辛子を収穫した。
「飲食店が参加しやすい地域を盛り上げるイベントを」と9年前に始まった同フェス。コロナ禍でもテイクアウトに絞って続けてきた。
唐辛子の収穫には、市内の中野修一さんと中根一明さんの農家2軒が協力。井上淳孝さんの農地(羽村市羽中)を借りて中野さんが育てる日光唐辛子を収穫した。作業には高松史朗部長ら青年部メンバーと市職員ら15人が参加。一本一本丁寧に収穫した。
辛みに強い成田炳博副部長は収穫した唐辛子をかじるのが毎年の恒例。「辛い。今年のはやばい」と、お茶で口中の辛みを流すほどだった。中野さんは「猛暑で小ぶりだが、辛さが強く育ってくれたよう」と話す。
唐辛子は計100キロを用意する予定で、今後募集する参加店に配布する。
13店で始まった同フェスは年々参加店が増え、昨年は41店が参加。「各店独自の激辛料理がファンの胃袋をつかんでいる」という。
期間中、スタンプラリーなども予定。高松部長は「10回の節目となるので、3月1日をめどに10周年イベントを開催したい。先輩たちが築いてくれたフェスをさらに盛り上げたい」と意欲を見せる。