創業200年の田村酒造場、日本酒文化を楽しめる体験型施設来春開業へ
「嘉泉」で親しまれる創業200年を超えた田村酒造場(福生市福生)は、新たな日本酒文化を国内外へ発信する新ブランド「&KASEN(アンドカセン)」を始動した。併せてファンと一緒に未来の日本酒文化を創造する「&KASENコミュニティ」を立ち上げた。また、取り組みの象徴となる日本酒文化を五感で楽しめる体験型施設を2026年春に開業する。
新ブランド「&KASEN」始動 田村酒造
ファンと一緒に未来の日本酒文化を創造
酒造場の隣接地に着工した体験型施設は広さ約564平方メートル。多様な日本酒を味わえるレストランやバーのほか、日本酒文化を楽しむアイテムや商品を揃えたショップを併設する。
施設は玉川上水と多摩川に挟まれた自然を活かし、喧騒を忘れさせる美しい景観が施設内から楽しめる。
新ブランドは、日本酒や酒粕を活用した飲料・食品のほか、日本酒をより深く愉しむための酒器や関連アイテムなどを展開していく。
「&KASENコミュニティ」はファンや地域の人たちに参画してもらい、意見交換を通じて生まれたアイデアを商品開発や情報発信に積極的に活用していくもの。
同酒造場は長年地域に根差し、伝統の製法を大切に守りながら酒造りに向き合ってきた。だが、日本酒を取り巻く環境が変化し、課題となってきたのが、伝統的な日本酒の魅力が十分に伝わっていないということ。この状況に、国内外で日本酒に関心を持つ人たちへ日本酒の魅力を発信する重要性を認識。伝統を継承しつつ、新たな日本酒の開発や、日本酒をより楽しめる場として、新施設の開業へ動き出した。
コミュニティへは20歳以上の日本酒好きな人なら無料で参加できる。
詳しくは公式サイトhttps://www.seishu-kasen.com/