はち動物病院
今年2月に夫婦二人三脚でオープンした羽村市神明台の「はち動物病院」。5月に待望の第一子も出産し現在、子守をしながら地域の動物を見守っている。
同院を経営する堀江秀徳さん(32)、明子さん(33)夫妻。獣医師として都心に勤務していた明子さんは結婚を機にあきる野市へ転居。念願の独立へ向け夫婦で準備を進めていた折、妊娠が確認された。
次第に大きくなっていくお腹。無事、開業を迎えた後も出産の前日まで検診を続け、退院後すぐに現場に復帰した。
「子どもとできる限り一緒にいたい」と現在は診察室の隣にある当直室に、ベビーカーを設置し、寝かせる。診察中、泣き出すことも多々あるが、子育て経験者の来院者も多く理解をしてくれるという。「本当にお客様から支えてもらっている」と2人は話す。
「爽やかで、純粋な子どもに」と長女には「爽月(さつき)」ちゃんと名づけた。3人は毎日、同院の看板娘の犬1匹、猫2匹と共に出勤する。「病院のイラストにあるような家族になっていきたい」と2人は目を細めた。