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『最近話題のアンチエイジング治療とは―その5』

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東京西徳洲会病院 形成外科部長 木下 幹雄

アンチエイジング(抗加齢療法)とは、老化の原因を抑えることによって心身共に健康な若さを保つ、近年話題の治療法です。今回は、汗をかく時期に問題となるわきのニオイ「腋臭症」の治療についてご説明してゆきます。

わきにはアポクリン汗腺と呼ばれるやや粘棚な汗を出す汗腺が存在します。アポクリン汗腺から出る汗は元来、無臭なのですが、これがわきに存在する細菌によって分解されると、特有の臭気を発生します。解決法としては、アポクリン汗腺から出る汁を少なくする方法か、アポクリン汗腺自体を減らしてしまう方法を取ることになります。

具体的な治療法としては「ボトックス」と呼ばれる神経の働きを止める薬を注射して、汗腺から汗が出る指令を止めてしまう方法があります。わきの下に直接、注射を打つ方法で、処置は15分程度で終了します。効果の持続期間は4ヶ月〜6ヶ月程度で効果がなくなってきたらその都度注射するような治療法です。その他、わきの下に小さな切開を加え、皮膚の裏側にある汗腺を切除してしまう手術もあります。

手術後は1週間程度安静にしていただき、1週間後に抜糸を行います。この手術は日帰りの局所麻酔でも可能ですが、両わきを同時に治療する場合には肩の安静を必要とするため、入院をお勧めしています。

手術による治療法は、キズが出来ることを敬遠する方もいらっしゃいますが直接汗腺を取り除いてしまうため、永久的に匂いが減少する特徴もあります。また、手術費用には健康保険が適用されます。

東京西徳洲会病院の美容外科外来では、形成外科専門医が丁寧に診察を行い、患者様のお肌の状態に応じて適切な治療法を組み合わせて診療を行っております。ご興味ある方はぜひお気軽にお声かけください。

 

東京西徳洲会病院 形外 木下幹雄

経歷 平成13年 東京大学医学部卒業

資格 日本形成外科学会専門医

日本創傷外科学会専門医

所属学会 日本形成外科学会

アジア創傷治癒学会

日本創傷外科学会

世界創傷治癒学会

日本フットケア学会

日本頭蓋顎顏面外科学会

日本下肢救済・足病学会

日本マイクロサージャリー学会

日本褥瘡学会

日本顏面神経研究会

お問い合わせはTEL(代表)042-500-4433

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