11月29日「公的介護保険制度について」講演健康友の会主催無料公開健康講座
街プレで毎月掲載している健康友の会主催の「無料公開健康講座」。
11月にオープンする青梅市河辺町の「シニアライフサポート館」も、新たな会場として使用される。
運営するのは介護事業などを手掛ける真心会。代表の島田靖成さんに地域介護の現状、そして思いを聞いてみた。
「知識がなければ、人が決めた介護しか受けられない」
㈱真心会代表 島田靖成さん
加速する高齢化と、減少する生産人口。将来的な財源確保が問題視される中、全国各地で介護予防に対する取り組みが積極的に行われている。しかし時代に合わせ急速に変化する利用者のニーズと、それに追いつかない制度の問題など、各地域で大きな課題を持つ。
そんな現状を改善するため、民間企業として挑戦するのが㈱真心会。代表の島田さんは18才の時から福祉の道へ入り、大型の特別養護施設などに勤め、管理職を歴任。「介護事業には、民間運営による仕組み造りに将来がある」と8年前、同社を設立した。「笑顔」「交流」「信頼」をコンセプトに、多様なシニア層のライフサポート業務や、在宅・施設利用者へ向けた訪問理美容サービスなど、積極的に手掛けてきた。
「青梅市は、人工比率に対する介護事業数の割合は非常に高い。多くの施設があるため、都心部などからシニア世代の転入が多い。将来的な財源確保や、シニアライフサポートのサービス内容の向上のためには、地域連携によるサポートが必要不可欠」と島田さんは話す。
同社が地元連携の拠点として立ち上げるのが11月末にオープンする「シニアライフサポート館」。多目的ホールとしてセミナーや介護運動、余暇活動などの場として提供していく。「独居暮らしのシニアの方に、まずは表に出てきてもらうことが大切。家のちょっとした修繕など、生活の困ったことがあれば、すぐに相談が受けられ、信頼できる地元の企業がそれをサポートする。『みんなで地域を支える』。そうした拠点にしていきたいんです」と笑顔で話していた。
11月29日、同所で行われる島田さんの講演では、改定が進む介護保険制度について詳しく説明が行われる。「知識がなければ、人が決めた介護しか受けられない。早い内から制度を理解すれば、自分にあった介護を選ぶことができる。私たちは〝利用者が主人公になるケア〞がモットーなんです」と話していた。
シニアライフサポート館
☎0428-27-3460 青梅市河辺町10-5-4 北島ビル1階