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散策レポート: 高麗郷の自然・歴史めぐり【街プレ倶楽部 街歩き心の風景】

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本年の「西多摩の自然と歴史を巡る旅」新規コース第7弾「高麗郷の自然・歴史めぐり」は、10月12日、14日に合わせて62名の参加者で実施した。高麗郡は本年、建軍1300年、参加者の中にも講演会に参加した、という方もおいでであった。
高麗郷の魅力は律令国家創成期(飛鳥から奈良時代)の歴史を強く残す土地ということにあろう。併せて、長閑な里山風景が楽しめる場所。巾着田のコスモスは台風で倒れたが、多少は残っていて、この場所の風景を楽しめた。
参加者からは、「何故ここに高句麗人の里が出来たのか、今迄不思議に思っていたが、理解が進んだ」、「東山道武蔵道との関係があったのか」、「新座がもとは同様に新羅からの渡来人を集めて造られた新羅郡だったとは」、「高麗の郷(さと)と呼ぶに相応しいふさわしい懐かしさを感じる道」(巾着田から聖天院に抜ける小道)、「このような豪壮な古民家を今迄見たことがない」(旧新井家住宅)、「飛鳥時代創建の神社とは!」(野々宮神社)、など、高麗の郷(さと)を堪能した一日となった。

旧新井家住宅

 

コスモスの巾着田

 

巾着田から聖天院に向かう道

 

野々宮神社

 

高麗郷散策コース

 

西多摩と周辺の自然と歴史を巡る旅

高麗郷の自然・歴史めぐり(日高市)

本年は高麗郡建郡1300年。奈良時代初め、各地の高句麗渡米人を集結し、高麗若光を首長として造られた。高麗氏ゆかりの聖天院、高麗神社を始め、コスモスが咲く巾着田、それを見下ろす旧新井家住宅など、高麗郷の魅力を探訪します。

スタート 西武池袋線高麗駅

・高麗石器時代住居跡(国指定史跡) 県内で初めて発掘された石器時代住居跡

・宿老庵貫斎翁筆塚 碑文「筆塚」は勝海舟の筆

・水天の碑

・巾着田 ヒガンバナで知られる巾着田、コスモスも綺麗 この地に移り住んだ高句麗からの渡来人が、川が蛇行する地形を利用して水田を切り開き、稲作を伝えたところといわれる。かつて、全体が水田であった。

・旧新井家住宅(国登録有形文化財) 江戸・明治時代にタイムスリップ。豪壮な屋敷構え。新井家は江戸時代には名主、明治以降は戸長・村長と、この地の政治を担った家。建物は江戸末期から明治期のもの。壮麗な日本建築。平成5年までは萱葺屋根であった。

・高麗川 緑に囲まれた川の流れ

・聖天院 高麗王廟 高麗若光の墓とされる

・聖天院(しょうでんいん) 高麗氏の菩堤寺。奈良時代の創建。

・高麗(こま)神社 高麗若光の霊を祀る神社

・高麗家住宅(国指定重要文化財) 代々宮司を務めた若光子孫の家

・野々宮神社 飛鳥時代には既に存在したとされる神社 この土地最古の神社。京都嵯峨の野宮神社の分社とされる。江戸時代に築かされた奉納相撲の土俵や力石がある。

・ランチは日本料理「あさひ」で あさひ御膳

ゴール JR八高線 高麗川駅

 

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