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散策レポート:滝山城址と八王子宿東部のの歴史・自然めぐり【街プレ倶楽部 街歩き心の風景】

本年の「西多摩と周辺の自然と歴史を巡る旅」新規コース第7弾は「滝山城址と八王子宿の歴史・自然めぐり」。10月24日と27日に多くの参加者を得て開催した。滝山城址から小宮公園、極楽寺、横山党ゆかりの地と辿って八王子駅に至った。この中で、現在の八王子に繋がる歴史を探訪した。
主なものを挙げると、甲州街道八王子宿の起源が滝山城の城下町にあること。既に当地の織物が良く知られていた。城下町は古甲州道(武蔵国と甲斐国の両国府を結ぶ古代からの道)の宿でもあり、地名横山・八日市・八幡の起源もここにある。宿に特徴的な鍵の手状の道は明治時代の地図でも明確で、現在も旧道として残っている。小宮公園のある「ひよどり山」は「兵取山」が元で、滝山城攻めの際に武田勝頼が陣を張った場所と伝わる。戦災を免れた古刹・極楽寺は滝山城下に城主が創建した寺で、城下町とともに八王子城下、現在地と移転された寺のひとつ。
参加者からは、「そうだったのか!」という声が聞こえた。
小宮公園では、「八王子市街に近いのにこのような自然が残っているのは驚き」との声も挙がった。八王子の魅力再確認の一日となった。

滝山城址(天野坂)

 

滝山城址(中の丸から多摩川を望む)

 

小宮公園

 

滝山城址と八王子宿東部コース

 

西多摩と周辺の自然と歴史を巡る旅

滝山城址と八王子宿東部の歴史・自然めぐり(八王子市)

八王子宿の起源は滝山城城下町にあると言われ、谷地川に沿った古甲州道に八幡・八日市・横山の3宿があった。宿場は八王子城築城に伴い八王子城下に移動。さらに江戸時代に滝山城址と小宮公園の自然・歴史、地名「八王子」由来の神社、ならびに横山党や八王子千人同心ゆかりの寺院を巡る。

スタート 「滝山城址下」バス停

・滝山城址 昔の姿を残す関東の代表的城跡。大石定重築城。北条氏照大改修。

・心地よい散策が楽しめる尾根道。春には桜が楽しめる。

・少林寺 北条氏照開墓の寺。氏輝の遺品も残されているという。

・宗徳寺・植田孟縉(もうしん)墓 植田孟縉は「武蔵名勝図会」の著者として知られる

ランチは眺めのよい「ルーブル」で。カフェレストランルーブル 銀じゃけチーズ焼き・生ハムとアスパラを乗せて(ドリンクバー付)

・小宮公園 人の手が加わり作られた雑木林。多摩動物園のコアラ向けユーカリ園もある。

・長田作左衛門供養塔 八王子城落城後、八王子宿開宿に尽力

・塩野適斎墓 千人同心の代表的存在

・玉殿院墓 松姫の姪

・横山氏供養塔(妙薬寺)

・八幡八雲神社 地名「八王子」発症に関係する神社。江戸時代の横山宿中心地。

・横山神社 ここは横山党の根拠地であった。

ゴール JR八王子駅

 

 

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