執筆協力・市民ライターKさん
お会いするのは、いつも奥多摩。いつ訪れても変わらぬ笑
顔で迎えてくれる。ビジターセンターのスタッフの中でも、優しさ溢れる男性の思いを聞いた。
奥多摩ビジターセンター大野 真さん
大野さんに最初に会ったのは約5年ほど前。「生まれ育ったのは武蔵村山市。狭山丘陵が広がる里山で、子供のころから蟻やバッタ、カブトムシまで、生物や理科が大好きな少年でした」。大野さんから、少年時代の気持ちを今も変わらずに抱いているのが、ひしひしと伝わる。
「将来は自然に関わっていきたいと、緑地生態学やランドスケープエコロジーなど造園に関する勉強が出来る道を選びました。里山活動にも参加する中、インタープリテーションという『自然や歴史・文化などを題材に解説をして、多くの人と接する仕事』に興味を持った」と話す。
人柄からにじみ出るソフトな雰囲気のもとには、長い時間、生態や人と自然の関わりをアカデミックに探求してきた背景が垣間見える。
「奥多摩は毎日のように、山や生物がみせてくれる〝自然の姿〞が異なる。なかなか出合えない蝶が、ふっと現れたり、自然がめまぐるしく変化することも楽しみ」と奥多摩の奥深い魅力を語る大野さん。 「将来も今とかわらず自然に携わっていたい。自然は学びの宝庫。都内の小学生がキャンプに来たりすると、感受性が一気に開くこともあったりして、とっても楽しい」と今の仕事のやりがいを話してくれた。
山だけでなく、自然・生物すべてに愛情を持ちながら、その魅力を伝えている。これからも多くの人に、奥多摩の魅力、そしてたくさんの学びを広めていってほしい。
奥多摩ビジターセンター
JR奥多摩駅から徒歩約2分
9:00~16:30(月曜定休)
※変更となる場合があります(事前にお知らせします)
※駐車場の開場時間も同上です