東京徳友会が新年賀詞交歓会 100人が出席
地域完結型医療・福祉の実現に協力
能登半島地震 現地で活動するTMATに敬意
医療法人徳洲会の取引業者で組織する東京徳友会(会員・74社)は2月7日、ホテルエミシア立川で2024年度新年賀詞交歓会を開いた。4年ぶりの開催となり、会員と来賓合わせて約100人が交流を深めた。
樋口昭久会長は「医療・福祉を取り巻く環境は課題も多く、厳しい中にあるが、『生命だけは平等だ』の理念にのっとり、地域完結型医療・福祉に取り組む徳洲会病院を今まで以上に研鑽を重ね、支えていく決意です」とあいさつした。
医療法人徳洲会最高顧問の福島安義氏は「能登半島地震発災直後から徳洲会はNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)を送って、今も活動が続いている。TMATの医療支援活動へのクラウドファンディングでも多くの方に協力をもらい感謝している。『生命だけは平等だ』の理念のもと、徳洲会は昨年50周年記念の足跡を刻んだ。前進の歩みは世界的に広がっていく。今後も支援をお願いしたい」と述べた。
席上、能登半島地震発災直後から現地で活動を展開するTMATに敬意を表し、同会から支援の目録が寄贈された。
桶川隆嗣武蔵野徳洲会病院院長は「武蔵野徳洲会病院は開院10周年になる。目の前の患者を助け、笑顔で帰る、を実践していきたい」、佐藤一彦東京西徳洲会病院院長は「目の前の患者に最善を尽くす。それしかない」とそれぞれ医療への情熱と徳洲会の誇りを述べ、地域完結型の医療・福祉の実現に取り組む決意を示した。
徳洲会の医療活動と徳友会の取り組みに理解を示す地域選出の小田原潔衆院議員、松本洋平衆院議員、田村利光都議、清水やすこ都議、臼井伸介昭島市長、加藤育男福生市長ら多くの政治家が駆け付け、期待を寄せた。
TMATは、能登半島地震で被害が大きい地域の一つ、石川県輪島市で医療支援を継続している。発災直後から1月11日までにリレー形式で先遣隊4チーム、本隊3チームを派遣し、合計34人の隊員が現地で活動。403人を診療、避難所の運営支援にも尽力。その後も本隊を派遣し続けている。