自動車保険のあれこれ

第8回　ロードサービスとは？

自動車保険（任意保険）には、一般的にロードサービスといわれる、無料のサービスが付帯されており、事故や故障で車両が走行不能になった際のレッカー搬送や、故障やトラブルに対する応急処置などのサービスが受けられます。

対応できるサービスの内容・回数・費用の範囲は、保険会社ごと、また付帯している特約やプランによって異なりますが、レッカー搬送以外の応急処置としては、バッテリーあがり時のジャンピング・パンク時のスペアタイヤ交換・落輪時の引き上げ作業・キー閉じこみ時の鍵開け・燃料切れ時の給油サービスなどが一般的です。そのほか、レッカー搬送後の臨時の帰宅交通費や宿泊費、代車・レンタカーの費用、修理後の搬送および引取り費用などについては、基本補償もしくはオプションでサービスを提供している保険会社もあります。

夜間および休日の事故やトラブルでも、保険会社ごとに24時間365日対応の電話窓口が設置されていますので安心です。保険を契約したら、まずこの窓口と保険代理店の電話番号を携帯電話に登録しましょう。電話連絡の際、証券番号がわからなくても、車のナンバーで照合することもできます。最近は、電話だけでなく、保険会社のホームページ、契約者のマイページ、LINEなどからの連絡も出来るようになってきています。

ＪＡＦに加入されている方は、「自動車保険＋ＪＡＦ」のサービスが受けられるため、お互いの不足部分を補い合うことが出来ます。自動車保険とＪＡＦではサービスの内容・回数・費用の限度額などが異なりますが、一番大きな違いは、自動車保険は「車」に対して、ＪＡＦは「会員」に対して補償されるということです。ＪＡＦ会員はマイカー以外の他人の車やバイクなどの運転や同乗の際のトラブルでも、サービスが受けられます。事故報告の際はＪＡＦに入っていることも必ず伝えましょう。