都立五日市高で合同企業説明会 地元企業25社が高校生にアピール

ブースで説明を聞く生徒たち
高校生に会社の仕事を体験してもらい地元での就職につなげようと、都立五日市高校(あきる野市五日市)で9月5日、体験型の合同企業説明会「COURSE EXPO」が行われた。高校生が地元の企業から直接、仕事について学んだ。
同校2年生100人余りを対象に行われた同説明会には、福祉関係・製造業・建設関連・サービス業などさまざまな分野から消防庁、警視庁などを含め主に西多摩に事業所を置く25社が参加した。企業の魅力を肌で感じ、地元への就職につなげるのが狙い。同校では毎年多くの卒業生が地元企業に就職している。今年3月の定時制卒業生は全員、地元企業に就職した。
友人と2人で参加した女子生徒は「食品包装機械メーカーをのぞいた。食品包装のことをよく教えてくれて楽しかった。販売業に興味があるが、いろいろ見て回ってから自分に向いている仕事を決めたい」と話していた。
2人が説明を受けた昭洋工業(青梅市新町)の村野敏郎社長は「製造している機械を知ってもらい、近くにこのような会社があると身近に感じてもらえたら」と期待を込める。 主催したモリコー(青梅市河辺町)は地元企業と連携し、高校生や若年層を対象としたキャリア支援などを展開する。同社の原島恵里香さんは「地元にはたくさんの魅力的な会社があることを知ってほしい。この説明会が自分に合った職業を選択するきっかけになることを願っている」と話した。