本年の「西多摩と周辺の自然と歴史を巡る旅」新規コース第3弾は「昭和記念公園と砂川・西砂川の自然・歴史めぐり」。雨天中止もあり5月25日のみの開催となった。
昭和記念公園では、お目当てであった花の丘を覆うシャーレーポピーは異例の陽気のせいて今年は終了していたが、代わりにブーケガーデンがシャーレーポピーを含め見頃で、参加者から「綺麗!」の声が挙がった。「この季節に来たのは初めて。見られて良かった」(ブーケガーデン)との声が聞こえた。また、睡蓮、花菖蒲も楽しめた。クリスマスローズも残っていた。
砂川散策では、街道の両側に広い敷地とケヤキが特徴の旧家が点在するかつての五日市街道の面影や、新田開発の生命線であった砂川分水など、この地の魅力を味わった。砂川新田開発は、他の武蔵野新田に先行し、玉川上水開削以前に残堀川の水を利用して始められたこと、残堀川はその後、玉川上水との関係で2度大きな流路変更がなされたこと、高い生垣が長く続く広い敷地を持つ砂川家が、玉川上水通船や中央線敷設に大きく関わったこと、などの情報は、この地の魅力を一層高める情報であったようだ。
砂川・西砂川ともに、近くを車で良く通るという参加者が多いなか、「ここは初めて入った」(流泉寺、西砂川の阿豆佐味天神社)、「これは始めて見た」(砂川分水、玉川上水と残堀川の立体交差)、「このような良い雰囲気の道があるのは知らなかった」(殿ケ谷緑道)、「なるほど、そういうことだったのか」、という声が複数の方から寄せられた。こうして皆で歩いてこその発見・体験を楽しまれていた様子であった。

昭和記念公園

砂川分水

殿ケ谷緑道

昭和記念公園・砂川・西砂川 散策コース
西多摩と周辺の自然と歴史を巡る旅
昭和記念公園と砂川・西砂川の自然・歴史巡り(立川市、昭島市)
立川基地跡に造られた昭和記念公園、春には180万本のシャレーポピーがおかあを埋め尽くす。五日市街道砂川地区は広い旧家の屋敷が点在し、新田開発の面影を強く留める。その生命線としての砂川分水も残る。旧五日市街道西砂川地区も新田開発の面影を残す場所。その生命線であった殿ヶ谷分水の跡は自然豊かな遊歩道としてほぼそのまま残っている。
スタート【西立川駅】
・昭和記念公園(花の丘) 丘を埋め尽くす180万本のシャーレーポピー
・阿豆佐味(あずさみ)天神社 出身地の岸村から勧請
・流泉寺 新田開発の際、菩提寺として創建
・五日市街道砂川分水 歩道下を流れる用水が顔を出す
・五日市街道砂川地区 新田開発の面影を強く残す街道筋
・残堀川の下をくぐる玉川上水 玉川上水の名所の一つ
・しげ寿司 ランチはしげ寿司で 特製寿司ランチ
・阿豆佐味(あずさみ)天神社 出身地の岸村から勧請。街道筋は新田開発の面影が残る
・林泉寺 新田開発の際、菩薩時として創建
・神明社 新田開発の際に創建
・殿ケ谷緑道 殿ヶ谷分水跡 国有地脇を進む緑豊かな遊歩道 道の両側にはツツジが続く
・殿ヶ谷分水取水口後 西砂川地区の生命線であった用水の面影
ゴール【拝島駅】
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