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散策レポート: 羽村の歴史・文化探訪(羽村市)【街プレ倶楽部 街歩き 心の風景】

お出かけ

本年の「西多摩の自然と歴史を巡る旅」の新規コース第3弾「羽村の歴史、文化探訪」は、5月27日・29日合わせて63名の参加者で開催された。三田氏が支配した杣保の東端であったこと、玉川上水の取水堰が作られたこと、が様々な形で、この地の在り様に影響してきたこと、を感じられる散策であった。参加者からは、「今迄この屋敷が気になっていたのだが、そういう歴史のある旧家だったのか」(禅林寺開創、天明義挙の碑、羽村銀行などの歴史に登場する島田家)、「今迄このタワーが気になっていた」(小作浄水場への送水設備)、など、日頃の疑問が解消された参加者もおいでであった。根がらみ前水田近くにあった一本杉で仏像を彫られた、という地元の方も参加頂き、土地の方ならではのお話を頂いた。

西多摩の自然と歴史を巡る旅
羽村の歴史、文化探訪(羽村市)
参加者募集
羽村堰からは、現在、村山・山口両貯水池に水が引かれており、今なお、東京都の生活用水に不可欠な存在である。歴史的には三田氏が支配した「杣保」の東端にあたり、「羽村」の名もそれに由来する、という節もある。

スタート
羽村駅

五ノ神 まいまいず井戸
昭和37年まで使われた歴史ロマンの井戸
鎌倉時代に作られたとみられている。五ノ神は鋳物師集団で知られ、鎌倉街道が通った場所。都指定史跡。

禅林寺
天明義挙の碑は天明一揆に殉じた9名の「羽村人堅気」を讃えるもの。

羽村山口軽便鉄道跡
どこまでも続く真っ直ぐな小道。この下に重要な水道がある。
道の下には、玉川の水を村山・山口両貯水池に引いている、重要な導水管が埋められている。また大正5年から昭和19年頃の間、3度に渡って軽便鉄道が敷かれた。

羽村橋のケヤキ
樹齢400~600年。都指定天然記念物。

玉川上水羽村陣屋跡

玉川苑
ランチは根がらみ前水田に面した「玉川苑」で。

根がらみ前水田
皆に愛されている羽村唯一の水田。
古墳時代に遡るともいわれる。
江戸初期の検地帳に、この水田の記載がある。また、古墳時代の土器が発見されており、水田はこの時期に遡る可能性もあるといわれる。春にはチューリップ、夏にはハスを見に多くの人が訪れる。

羽用水
開削年代は江戸時代初期と考えられている。羽用水にはかつて4つの水車があったという。この地の稲作との関係を想像させる。

阿蘇神社
推古天皇時代の創建、平将門の造立の伝えがある。
シイは藤原秀郷の植樹と伝えられる。
三田氏一族が度々改修工事を行った。将門にからむ伝えは、三田氏が将門の後裔を名乗ったことに関係するとみられている。

シイの木
樹齢1000年を超えるといわれる巨木。都指定天然記念物。

一峰院
境内からの湧き水が水田に注がれる。
三田氏一族がこの地を支配した豪族が開基と伝えられる。美しい鐘楼門とその前の松が印象的。

禅福寺 山門
質素で気品のある茅葺屋根の門。
室町時代のものと伝えられる。

大菩薩峠記念館跡
中里介山の生涯に亘る想いを伝える
海山は晩年、ここを「植民地」と称し、農耕生活を送った。理想を目指し私塾「西隣村塾」を開いた。

ゴール 羽村駅

開催日 5月27日(水)・29日(金) 雨天中止
定員 各20名
集合 JR羽村駅東口9:30
解散 JR羽村駅15:30頃
全長 約6.1km
ランチ 根がらみ前水田に面した玉川苑で、季節の味を堪能。和風「特製華弁当」。
参加費 3,300苑(ランチ、保険料、ガイド料等)

「田村酒造蔵見学と多摩川土手の桜」レポート
本年の西多摩の自然と歴史を巡る旅第2弾、「田村酒造蔵見学と多摩川土手の桜」は、3月31日、4月7日に、合計60名の参加者で開催された。桜も見頃、田村酒造の建物と庭も美しく、また、かつて田畑を潤し、水車を回した田村分水と熊川分水など、この地の歴史や文化にも触れた。
参加者から、昔の香りのする土地(中福生通り)から少し歩いただけで、新しい街並み(水田があった土地)にがらりと変わる、かつての水田の広がりが良く感じられる、という声が挙がった。

 

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