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未来を担う子どもたちへお金の大切さ知る書籍を
「たましんRISURU文庫 多摩の194校に寄贈

目録を臼井市長(左)に手渡す金井理事長

多摩信用金庫(本店・立川市)は創立90周年事業として、お金について学べる書籍を集めた「たましんRISURU文庫」を多摩地域の小学校に寄贈ずる。10月4日から日野市を皮切りに取り組みをスタート。10月26日には金井雅彦理事長らが昭島市役所を訪れ、13校分の目録を贈った。

20冊がセットとなった文庫を寄贈する企画は、子育て世代に向けたWebコンテンツを運営する「たまちっぷす」編集部が発案。「たまちっぷす」の取材のおり、金融に関する児童書を自治体の図書館で探したところ、蔵書数も少なく、実用書は発行年が古く時勢にそぐわないものが多いことが分かった。

編集部は20冊の選定にも携わり、お金に関する基本的な知識からお金の大切さ、資産運用、節約術、投資など幅広い項目をカバー。マンガやクイズなども含め友だちや家族と楽しめる本を選定した。

中には「池上彰のはじめてのお金の教科書」も含まれており、著者の池上さんからは「このところの物価高。背景には金融緩和や円安がありますが、こうしたことは学校ではなかなか習いません。でも、子どもたちはいずれ社会に出て行きます。社会で生きていく力をつけるためにお金についての知識は必須です。今回の試みが、子どもたちの成長につながりますように」とコメントが寄せられている。

贈呈式では臼井伸介市長に金井理事長から目録が手渡された。金井理事長は「12月26日に創立90周年を迎えるに当たり地域に役立つ事業を考えた。未来を担う地域の子どもたちに今後ますます重要になる金融教育に関わる本を届けたい」と述べた。臼井市長は「昭島市は全国住みやすいランキングで15位になり、子育てしやすいまちとしても評価をもらっている。お金の大切さを子どものうちから学ぶことは将来必ず生きること」と期待を寄せた。贈呈式にはキャラクターのRISURUも立ち会った。

同文庫は当初の計画を上回り10市194校への寄贈を予定する。文庫は同金庫の「すまいるプラザ」(一部店舗)でも利用できる。

コラム執筆者

編集室システムU

西多摩地域を中心とした東京25区管内の政治、行政、経済社会、トピックスなどを配信する「東京25ジャーナル」の編集室。
“地域の今”を切り取ります。

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