青空 台地 農の風 ~ 農のあるまち 生きる人たち~
宮中献穀 福生で御播種祭
村野和男さんが粟を栽培秋には抜穂の儀
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奉耕者の村野夫妻(左から3人目、2人目)、森田さん(左)ら
福生市の村野和男さん所有の農地(志茂)で6月11日、「令和7年度宮中新嘗祭御播種祭(にいなめさいおはしゅさい)」が行われた。
同祭は、11月23日に皇居で行われる新嘗祭に奉納される精粟(しらげあわ)を育成するため種をまく儀式。同祭で使われる精粟は毎年JA東京中央会に依頼され、今年はJAにしたまが担当。村野さんが生産を担うこととなった。
当日は、白丁(はくちょう)に烏帽子(えぼし)の村野さん、早乙女姿の妻の雅江さん、同JA代表理事組合長の森田龍幸さんらがアワをまき、収穫を願いながら儀式を執り行った。
精粟は9月中旬ごろに収穫され、11月23日の新嘗祭に奉納される予定。

種を蒔く村野夫妻と森田さん