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青空 台地 農の風 奥多摩の写真家・花森俊一さんが写真展「氷の花」霜柱の造形美捉える

 

青空 台地 農の風 ~ 農のあるまち 生きる人たち~

 

奥多摩の写真家・花森俊一さんが写真展「氷の花」霜柱の造形美捉える

訪れた観光客に写真を解説する花森さん(手前)

訪れた観光客に写真を解説する花森さん(手前)

奥多摩町在住の写真家・花森俊一さんの作品展が現在、鳩ノ巣駅舎内の「沿線まるごとホテル」フロント(奥多摩町棚沢、0428-85-8190)で開催されている。「氷の花」をテーマにした幻想的な写真を観賞しに、観光客や地元住民が訪れている。

カメラを抱えて50年余りになる花森さんは主に、西多摩をフィールドに文化や生活、風景、自然現象などにレンズを向けてきた。中でもこだわりを持って撮り続けたのが霜柱。変幻自在に現れる自然の造形美に魅せられ、12月下旬〜2月上旬の冷え込む朝方、里や山、川を歩いてきた。写真は新聞や週刊誌で度々取り上げられ、自然が創作する芸術とともに季節の便りを届けてきた。著書に、写真にエッセーを添えた「ほんわか・奥多摩四季だより」(東京文献センター)などがある。

同ホテルは、さとゆめとJR東日本の2社が出資した「沿線まるごと」が運営。無人駅舎などをホテルのフロントとして活用し、沿線の集落にある古民家をホテル客室などに改修。地域住民がホテルのキャストとして接客や案内をすることで、沿線地域全体を楽しむ世界観を構築するプロジェクト。

同ホテルコーディネーターの渡辺舞さんは「町を歩き、顔なじみになった花森さんが写真家であることを知り、事務所の一角をギャラリーとして作品展を開いてもらった。作品展が人をつなぐ場になれば」と期待を込める。

花森さんは「ここ10年、温暖化の影響で山が乾燥し氷の花が撮影できなくなっている。作品を見て自然の素晴らしさ、環境を守ることの大切さを感じてもらえたら」と話す。

開館時間は10時〜16時。観覧無料。10月31日まで。

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