多摩川のアユ遡上、今春は65万尾 前年から半減、例のない「大型アユ」確認
東京都は5月29日、多摩川下流部で実施した2026年の「江戸前アユ」遡上調査結果を発表した。今春に多摩川を遡上したアユの推定数は約65万尾で、前年の推定132万尾から半減する結果となった。昨秋の産卵期における降水量が過去5年平均を下回ったことなどが影響したとみられる。
調査は1983(昭和58)年から毎年行われており、今年で44回目。3月9日から5月25日までの期間、多摩川河口から11キロ地点(大田区付近)に定置網を設置して測定した=写真。

調査では3 月下旬に、同時期として異例の平均サイズ9,3センチの大型アユが確認され、5月中旬にかけてまとまった遡上が記録された。
多摩川の遡上アユは、環境改善に伴い2012(平成24)年に過去最高の約1194万尾を記録したほか、2018(平成30) 年にも約994万尾を記録した。ここ数年は100万尾前後で推移している。
都は今後も、気候変動などによる環境変化がアユの動向に与える影響を精査していく方針だ。
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