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森の演出家ツッチーと歩くTokyo Mountain

コラム

行楽シーズンとなり御岳には多くの観光客が訪れます。
が、楽しさの半面、ちょっとした油断が大きな事故を招くことも。

決して無理をせず、準備を万端に、すぐそこの大自然を楽しみましょう!

山の自然、山の安全を守る「都レンジャー」

 大都市のイメージが先行する東京ですが、実は自然の豊かさでも日本有数のエリア。

国立公園は3 ヶ所(秩父多摩甲斐・富士箱根伊豆・小笠原)もあり、面積においても東京都の約36%が自然公園に指定され、この比率は47都道府県でなんと1位!

 奥多摩は自然豊かな山岳地域として、本格登山者にも愛され、御岳近郊は、人と歴史、そして自然が融合したエリアとして、登山者だけでなく幅広い層のお客さんに愛され続けています。

一方、初心者の方による山岳事故が増加しているのも事実。そんな皆さんを陰で支え、豊かな自然を守るため都が独自に創設した「都レンジャー」というお仕事を、皆さんはご存知でしょうか?

奥多摩、御岳で働く田畑真悠さん(31)もその一人。日々、都の自然公園などをパトロールし、利用マナーの普及啓発、盗掘などの監視、登山道や道標などの点検補修、自然環境調査などを行なっています。時には支障木を処理したりと、この猛暑の中、毎日が体力勝負なお仕事です。

28日には青梅警察署山岳救助隊、御岳ビジターセンター、御岳山地域の関係者の方々にご協力いただき、夏休みの安全登山を呼びかけるPR活動をケーブル御岳山駅前で実施。田畑さんは「たくさんの人に自然を安全に楽しんで貰いたいというのが、都レンジャーの願い。自然とのより良い付き合い方を模索し、これからも情報を発信していきたいと考えています」と目を輝かせていました。山でお見かけの際は、ぜひ激励の一言を♪

子どもの時代に自然体験を!

世田谷区の子どもたちが来月、ツッチー古民家でキャンプを実施。その事前説明会で先日、御岳渓谷を案内しました。

当日はキャンプで使うための箸作り体験を実施。初めて使うナイフに恐る恐る触れる子どもたちでしたが、「危ないから使わないで!」では、子どもは育ちません。安全な使い方を覚え、多少の怪我をするからこそ、子どもたちは刃物の怖さを覚えるんです。

子どもの脳はスポンジと同じ。こんな体験こそが、大人になった時とっても重要なんですね♪

キャンプを心待ちにする子どもたち

コラム執筆者

ツッチー(土屋一昭)

JR御嶽駅すぐ裏手の古民家を拠点に、「自然を通じた癒し」をテーマに活動。奥多摩、青梅エリアの案内や、釣りガイド、ネイチャーガイドなどを精力的に行う。
青梅、奥多摩エリアのナビゲーター的な存在。

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