7月下旬から9月にかけて、青梅市の御岳山では「レンゲショウマ」が群生し、麗しい花を咲かせる。レンゲショウマは、その花の可憐さから「夏の妖精」と呼ばれている。群生地は富士峰園地北側斜面。ケーブルカー御岳山駅より徒歩5分程の場所。約5万株が花を付けるこの群生は日本随一の規模と言われている。例年、多くの観光客やハイカーがカメラ片手にこの花を目当てに訪れる。
レンゲショウマ(蓮華升麻)という名は、花がハス(蓮)に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているところから付けられたと言われる。キンポウゲ科の多年草。花茎(かけい)は細長く、そよ風で花がゆらゆらと揺れる。花弁は筒状で先がほんのりとした紫色。萼(がく)も同色の花弁状で、一見二段構造の花弁に見える。小さな目立たない花とも言えるが、近くによって見るこの上品さと麗しさが人を惹き付ける。 開花期間には「みたけ山レンゲショウマまつり」が開催され、写真展、コンサートや、神社における神楽などのイベントが行われる。
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レンゲショウマ
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レンゲショウマ群生