イタヤカエデの樹液を採取、煮詰め
2月20日 体験イベント
檜原村のイタヤカエデから樹液を採取しメープルシロップを作るイベントが2月20日、同村で行われる。主催の檜原村メープル研究会(田中惣一代表)は参加者を募集している。
水分を多く必要とするイタヤカエデは秋川沿いや山中の沢沿いに自生している。同研究会では樹液の豊富に出る木を選び、採取した樹液を糖度が66度以上になるまで煮詰めてメープルシロップを作る試みを続けてきた。
100㍑の樹液からできるシロップの量はわずか1〜1・5㍑ほど。さらさらの樹液をとろりとしたシロップになるまで煮詰めるには大変な手間がかかる。商品化に向け課題は多いが、シロップやシロップになる手前の甘い液体を天然甘味料としてジュースやパンなどの加工に利用できないかなど模索中だ。
イベントは昨年初めて開催したところ、定員を上回る応募があった。
当日9時45分に払沢の滝近くの飲食店四季の里に集合。近くの山で樹液を採取し、ひのはら緑の休暇村に移動してメープルシロップ作りを体験する。昼食に天然酵母パン、メープルシロップ、ピザが出る。15時ごろ解散予定。
参加費は保険料、ガイド料、昼食代込みで大人3000円、子ども(4歳以上、小学生以下)1000円。先着35人。締め切り2月14日。申し込み、問い 合わせは042(598)0069同村観光協会まで。