ゴールドラッシュなど品種も多様
あきる野市の秋川地区特産のトウモロコシ「ゴールドラッシュ」の出荷が先月から始まった。今年は春先に続いた冷え込みの影響で昨年より8日遅いという。
一足先に店頭に並んだのはハウス物で、秋川地区のトウモロコシ生産者でつくるJAあきがわスイートコーン部会の田中雄二部会長(63)が生産した。
同部会では97人が出荷しているが、毎年その先陣を切っているのがハウス栽培も手掛ける田中会長。トウモロコシは出荷日の早朝3時に収穫する「朝採れ」が特徴という。
ゴールドラッシュは近年、人気の品種。田中さんは「初めて食べた時に本当に甘くて感激した。ゴールドラッシュは、生でも食べることができるほど柔らかい粒皮で甘みのある食味の良い品種」と太鼓判を押す。
6月中旬からは、各直売所で露地物トウモロコシの販売が本格的に始まった。品種も多様で、ゴールドラッシュのほか、ミエルコーン、あまいんです、ピュアホワイトなどがある。
「450〜500㌘まで大きく育てた甘くて美味しい秋川特産のトウモロコシを多くの人に味わってほしい」と関係者は言う。