タルト1グランプリスイーツコンテストで準優勝
昨年11月に開催されたタルト1グランプリ第6回スイーツコンテスト(全日本洋菓子工業会主催)で準優勝に輝いたのが「秋川とうもろこしのタルトシブースト」。焼きトウモロコシを思わせるデザインで、ニュースを知った地元の人からは「一度食べてみたい」との声が聞かれる。
製作したのは日本菓子専門学校(世田谷区)教員の中西志帆さん(23)。実家はあきる野市二宮の細野石材店(細野和男社長)。東秋留小、東中、都立北多摩高校で学んだ。卒業後はパティシエを目指して日本菓子専門学校に通った。
在学中から頭角を現し、4年前の第7回軽井沢スイーツ博コンクールでも2位を射止めている。専門学校を修了後は、学校に残り教員となった。
今回のスイーツコンテストには全国から78点の応募があった。12点が決勝に進み、会場で実技を披露。味覚はもちろん独創性、デザイン性、ストーリー性、特産品としての価値、市場性などが審査された。
「秋川とうもろこしのタルトシブースト」は、「トウモロコシがシブーストにも生地にもたっぷり入っていておいしい。塩キャラメルソースで引き締めたところも技あり。焼きトウモロコシをイメージさせるデザインも素晴らしい」との評価を受けた。
中西さんは「実家の周りにはトウモロコシ畑が広がっている。あきる野市を多くの人に知ってもらえる作品を作りたいと挑戦しました」と話している。