豊かな香りと深い味わい
奥多摩町に隣接する山梨・丹波山村で原木舞茸を栽培する農事組合法人丹波山倶楽部は、舞茸ホダ木オーナー制度の会員を募集している。
丹波山村の原木舞茸は「香り松茸、味しめじ、それをも凌ぐ丹波の舞茸」と言われ、豊かな香りと深い味わい、存在感のあるしっかりした食感が特徴だ。木の養分と多摩川源流の天然水、太陽の光と村の澄んだ空気を糧に無農薬、無肥料で育つ。そのため天然物にごく近い味になるという。
冬、山中のナラの木を切り倒し、玉切りにして原木を作るところから舞茸菌の植菌、熟成、土中伏せ込み、翌秋の収穫までほぼ1年かけて手作業で育てられる。手間がかかるわりに収穫期間はわずか3週間という希少な林産物だ。
オーナーになると、15個分のホダ木から発生する舞茸を3年間収穫する権利が得られる。原木の伏せ込み(6月)と収穫(9月ごろ)が体験でき、9月30日の舞茸まつりに来ると3000円分相当の舞茸商品(生、乾燥舞茸など)の特典まで付く。草取りなどの中間管理は同倶楽部が行う。会費は3年間で2万1600円。問い合わせ、申し込みは電話0428(88)0223、tabayamaclub@gmail.comまで。