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川と森の案内人と歩く Tokyo Mountain

コラム

川と森の案内人と歩く Tokyo Mountain

静かな冬の森で出会う楽しみ
冬の森は意外と賑やか?楽しみ盛りだくさんの低山散策

冬の低山には沢山の楽しみがあります。

静かな森の中で立ち止まると、コンコンコンとアオゲラが木の幹をくちばしで叩く音が響き渡り、餌を探して冬鳥たちが樹木の周りを飛び回る。冬の森は意外と賑やかです。

 

 

 

早朝、霜が降りた落葉には綺麗な葉脈が浮き上がります。

そして腹ぺこのニホンリスが作り上げた森のエビフライ(リスが松ぼっくりを食べた痕)、見つけたら絶対に自慢したいカケスの羽も足元で。

ふと見上げると「フレ〜、フレ〜」とアブラチャンの冬芽のチアガールから大声援を受け、雪景色に映える冬の張り詰めた青空にハッと心が奪われます。

 

 

静かな冬の森に溶け込みながらゆっくり歩くと、まだまだ楽しみはあります。

ぜひ見つけてください。

凍結した滝の表面

ルリビタキ(冬鳥)

冬の自然でオススメの場所は沢や滝の近くです。

沢の水の流れと周囲の森から落ちてきた枝や葉が氷の芸術を生み出します。

 

 

 

 

 

恐竜に巨大歯ブラシ、そして氷にコーティングされた美味しそうな飴玉。
滝では表面が凍りその下を水が流れ落ちています。その様子を動画で撮影するとオタマジャクシが泳いでいるように見えて面白いです。沢や滝の近くで色々な形を探しながら歩くとワクワク楽しくなります。

コラム執筆者

宮田 浩

エコツーリズム・グリーンツーリズムなどに携わり現在は年間を通じ、御岳や奥多摩などを中心としたツアーガイドなど数多く行う、川と森を案内するスペシャリスト。

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