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耕心館・けやき館で雛の春まつり
シクラメンを吊るし飾りに

 

シクラメンを吊るし飾りに

瑞穂町社会教育施設、耕心館(同町駒形富士山)のボランティアが丁寧に作った1万点以上にもなるつるし飾りを目玉に、

「みずほ 雛の春まつり2019」が16日〜3月5日、同館と隣接する町郷土資料館けやき館で開催している。

期間中は両館をはじめ、箱根ヶ崎駅にも吊るし飾りが展示され、春の訪れを演出する。

耕心館では、同館ボランティアが「館にたくさんの人が来てほしい」との思いから吊るし飾りを制作し、企画展「瑞穂のつるし飾り」を開催しており、今年で14回目を数える。

今年は干支のイノシシとシクラメンをテーマにお飾りを作り、これまで作りためたお飾りと合わせて展示する。「瑞穂の匠」と題し、ステンドグラスや木目込み人形、パッチワークなど、匠の技を持つ町民の作品の展示もある。

けやき館では「ももの花」をテーマにお飾りを作り展示する。あわせて「ひなまつり展」やつるし飾り「大根と人参」制作の実演などもある。2日13時半から、日本の民話を中心に温かい口調で語る人気企画「大人のためのひなまつりひとり語りの会」を開催する(事前予約制)。

ボランティア代表の岩田敏江さん(71、同町駒形富士山)は、お飾りのデザインを考え型紙も起こしている。「シクラメンのお飾りは花を分解して造りを知り、デザインを考えた」とのこだわりよう。「たくさん作るのではなく、質の高いものを丁寧に作る」を心掛け、細部まで美しいお飾りを作っている。

昨年は展示期間中、両館合わせて約1万人もが訪れたという。

岩田さんは「毎年、展示を心待ちにしてくださる方がいてありがたい。華やかな春の色合いを眺めて、楽しい気分になっていただけたら」と話していた。

開館時間は10時〜21時。毎月第3月曜休館。入館無料。問い合わせは042(568)1505耕心館、042(568)0634けやき館まで。

 

マイおひな様をどうぞ
「小さなお雛様・吊るし雛展」

手づくり工房「日向」

「マイおひな様」を多数展示

マイおひな様「小さなお雛様・吊るし雛展」が3月2日まで青梅市西分町のさくらファクトリー内の手づくり工房「日向」(野口ふみえ店主)で開かれている。埼玉県坂戸市、横浜市、福生市などの縮緬和布作家10人による手づくり作品約100点が展示即売されている。

孫や子の成長を願い、親や祖母が贈るお雛様や吊るし飾り。近年は小さなお雛様を「マイおひな様」として自分用に購入する人が増えているという。

人気の小さなウサギ雛をはじめ、白い頭巾の尼さん雛、よだれかけをした笠地蔵雛、箒とちり取りを持つお掃除地蔵雛など昨年好評を得た作品のほか、各作家の新作も含め多数用意した。今年の干支の「亥」の着物柄の置物、陶器製の豪華な内裏雛もある。

店内には野口店主の作品を含め全国の手づくり作家30人ほどの小物、着物リメイク洋服、山葡萄籠などの作品数百点が常時取り揃えてある。

火・木・日曜定休。営業時間は10時〜16時。問い合わせは090(8584)3122まで。

 

秋川渓谷雛めぐり
3月10日まで

五日市の商店で雛めぐり

店内でひな人形を見学する人たち

秋川渓谷雛めぐりが9日スタートした。あきる野市五日市地区の商店、公共施設で一斉に雛飾りを出し、まちを歩く人に見てもらうイベント。今年初めて戸倉、増戸地区の商店も加わり、全59カ所で展示する。抽選で景品が当たるスタンプラリーも実施する。3月10日まで。

主な参加店は五日市地区の檜原街道沿いの商店で、ピンク色の「雛めぐり」の吊るし旗が目印。たくさんの店が期間を合わせて雛飾りを出すことで、閑散期にあたる2月のまちが華やかになる。展示を目当てに商店を訪ねる人も増え、店を知ってもらうきっかけにもなるという。

期間中の3月3日には旧市倉家住宅で、あきる野鳳友会による筝の生演奏がある。公演は11時〜11時40分、13時〜13時40分の2回。会場内のおかいもの駐車場には記念撮影用の顔出しパネルを設置する。

イベントを主催する五日市活性化戦略委員会の内山章会長は「営業する商店が減る中で、雛めぐりの参加店が増えているのはうれしいこと。この機に入ったことのないお店を訪ねてもらえたら」と話している。

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