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五日市の自然を生かした新し教育の場「川で学校」に挑戦

地域

あきる野市の橋本さん

あきる野市の橋本勉さんは昨年から、星竹バーベキューランド(同市乙津)でボランティアのカヌー貸し出しサービスを行っている。

教員経験を活かし「生まれ育った地元へ恩返しがしたい」と橋本さん

橋本さんは多摩地域で中学校社会科の教員した後、工学院大学附属中学校の立ち上げの際に教員として就任。在任中は、全国のサイエンスフェスティバルの先駆けともなったイベントにも生徒らと積極的に参加し、自然を生かした教育方法の大切さを数多く体験してきた。

教員を退職後、秋川国際マス釣場で働き始めたある日、車中で見た、ある河川の美しさに一目ぼれした。「それが本当に不思議なご縁で」と振り返る橋本さんが知人の葬儀に参列した際、偶然、その河川沿いでバーベキュー場を営むオーナーと出会った。生まれ育ち、育ててもらった地元に何か貢献したいと考えていた橋本さんは、すぐさま意気投合し、自身で保有するカヌーを持ち込み、来場者へ無料貸し出すサービスを始めた。子どもたちや家族が思う存分、川を楽しむ姿を見て、これまでの経験を活かした、川全体を校舎に見立てた教育の場「川で学校〜School onthe river〜」を作りたいと考えるようになっていった。

「子どもたちの教育に対し『大人たちの責任ある行動』とは何か。子どもたちに『危険だ』ということで、過剰に守る世の中になった。結果、正解がわからないものに手が出ず、工夫をする意欲がない子どもたちが多くなった」と現状を危惧する。現在は五日市小学校の副校長補佐も務める傍ら、仕事が休みの時間を利用して、新しい教育の場作りに挑戦している。「自分1人ではできないことだが、不思議なことに次々と協力頂ける人たちと出会う。どこまでできるかわからないが生まれ育った地元で、後世にも残るような教育の場が作れれば」と目を細め話していた。

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