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「くんせいあわび」をレトルトに

グルメ

常温で半年もつ

(有)みやび

冷凍販売だった㈲みやび(日の出町大久野、伊藤雅夫社長)の「くんせいあわび」がレトルト(加圧過熱殺菌)され、常温で半年、保存が可能になった。これに伴いパッケージもリニューアル。黒地に金色の文字をのせた高級感のあるデザインにし、8月13日に発売した。

「くんせいあわび」は町内の福祉施設「東京リハビリ協会日の出事業所」が畜養した蝦夷アワビを使用。加工過程で水分を3分の1まで減らし、うまみを凝縮させた極上のおつまみだ。

「くんせいあわび」を手にする伊藤社長

同社は薫製商品の製造のほか卒塔婆製造、樹木の伐採を手掛ける。伐採後に引き取った木を余すところなく使い切ろうという発想から生まれたのが、多摩地区で伐採した桜のチップで作る「くんせいチーズ」。20年来のヒット商品だ。

「くんせい」シリーズにはほかにナッツ類、柿の種があり、「くんせいあわび」は昨年春、冷凍で発売した。その後、レトルト機械の導入により、商品を常温で扱えるようになった。伊藤社長は「持ち歩きに気を使う必要がなくなり、販路の広がりが見込める」と期待する。

内袋の封を切らずに袋のまま1、2分、熱湯で温めた後、カラスミのように薄く切って食べる。1個を10枚程度に切るのが目安。 同社が運営する大多摩うまいもの館(同町大久野)で1個1620円(税込)で販売中。問い合わせは042(597)7411まで。(提供:西の風新聞)

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