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川と森のプロたちと歩く Tokyo Mountain パドルではなく、ボートを動かす

コラム

「目標をしっかり見る」「状況によってAプランからBプランに変更する」。何かの研修で聞くような話ですが、実はこれパドリング講習での会話です。

川の流れは人生そのもの

川の流れの中で自在にボートをコントロールすることは、簡単そうに見えて意外と難しいんです。バランスをとることに必死でコースが見えなくなったり、最初の作戦に固執して修正ができなかったり。パドリングのアドバイスをしながら、仕事や生活にも当てはまるなと感じることが多々あります。

その中の一つが「パドルではなく、ボートを動かす」ということ。最初のうちはボートの進みを感じずに、ただ力任せに頑張って漕いでしまったりします。ボートを進ませることが目的のはずなのに、手段である漕ぐことにフォーカスしてしまう。こういうことって、色んな場所で起こりえることですよね。

イベントや組織の運営でも同じことが言えるかもしれません。「ボートを進ませるために漕ぎたい」。今日この頃です。

コラム執筆者

柴田 大吾

大学探検部時代にラフティングに出会い、オーストラリアでリバーガイドとして活動。
2009年、日本代表選手として世界大会で総合準優勝。現在、御岳で「みたけレースラフティングクラブ」を運営。

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