1万7000本の花々 艶やかに咲き誇る
花と歴史の寺「塩船観音寺」(青梅市塩船、電話0428-22-6677)で4月中旬〜5月上旬、つつじまつりが開催される(開花状況により変更)。
すり鉢状の小高い丘が、寺を包むように囲み、斜面には約15 種1万7000本のツツジが植えられ、まつりの開催期間中、異なる品種が次々と咲き競う。つつじ園の中には通路を設け、花を間近に見ながら散策することもできる。
丘の最上部には開創1350年を記念し都内最大級の「塩船平和大観音像」も。5月3日行われる「火渡荒行修業」は、ゴールデンウイーク期間中ということもあり、例年多くの見物客でにぎわう。修業は人数制限をする場合もあります。
国宝に次ぐ国の重要文化財「十一面千手観音像と二十八部衆」
文化庁は塩船観音の彫刻、十一面千手観音像と二十八部衆を国の重要文化財に指定した。
十一面千手観音像は高さ140㌢。木造寄木造り立像で玉眼、金箔押し(1264年仏師快勢らの製作)背に舟形の光背、頭部に宝冠のような小観音菩薩を持つ。1959年に国宝修理所の修理を受けた際、1264年に仏師快勢らによって制作されたことが像内銘の発見で分かった。
二十八部衆は千手観音の眷属で毘沙門天、金毘羅、天釈天など28躯が観音菩薩を守る(1268年の仏師常陸房定快の作)これら28躯の形状、数量とも完備したものは都内にはほかに見当たらないという。
主な行事
4月 29日( 金曜日) 花お稚児行列 13時
5月 1日( 日曜日) 本尊御開扉 13時
5月 3日( 火曜日) 御閉扉 16時
5月 3日( 火曜日) 例大祭:柴灯護摩開始11時
火渡り開始11時45分
開催期間4月中旬~5月上旬
開園時間:8時~17時
入山料 : 大人300円/子供100円(小学生)
駐車場 : 1日700円(200台完備)
※入山の際は必ずマスクの着用をお願い致します
※3日例大祭火渡りは大変混雑いたしますので、公共交通機関をご利用ください