radio234 今秋開局目指す
福生市拠点のコミュニティーFM局
株主を募集 人がつながり、まちを元気に
福生市を拠点にするコミュニティーFM局の開局を目指すradio234(原恭子社長、福生市福生1112・マルミ運動具店内)は昨年9月に株式会社となり、株主募集を開始するなど準備を加速している。今年秋の開局を目指す。
原社長は15年ほど前から家業の同運動具店の経営にかかわるようになった。福生駅西口商店街の役員を務め、地域に目を向ける中で、福生を好きな人たちとの出会いを重ねた。「人のつながりをもっと広げたい」と仲間と思案し、FM局開局を思い立った。
「大手が取り上げない身近な情報を集め、地域の人がつながる場を作りコミュニケーションが活発になることで、まちを元気にしたい。防災面や万一の災害の際にも役立つ新しいメディアを作りたい」とFM局の存在意義を話す。
局名「radio234」は、〝ふっさし〞の語呂合わせ、地元愛から命名した。6年前から投稿動画サイトを使い、地域の話題の掘り起こしとさまざまなゲストを迎え話を聞く「GO!GO!生福生」の番組を発信するほか、イベントや祭りなどに携わる中で知名度をアップ。ファンを広げてきた。
今後は、送信所候補地などを決めて行政手続きを進め、使用できるラジオ周波数帯の割り当てを待つ。放送エリアは福生市を中心に羽村市を含む周辺地域。放送時間帯は7時〜21時を予定する。
役員のJura さんは「地域の話題をタイムリーに発信し、リスナーからのメッセージも積極的に共有していきたい。放送が聞く人たちのほっとできる時間になってもらえたらうれしい。radio234がまちに暮らす人たちのホームになりたい」と胸を膨らませる。
現在、株主を募集中。発行価格は5万円で、法人、個人を問わず1株から20株まで申し込める。申し込みは所定の株式申込書を同社宛に提出する。インターネットのフォームからも受け付ける。