青空 台地 農の風 ~ 農のあるまち 生きる人たち~
青梅の「高野ガーデン」来園者を癒やすラベンダー
御岳渓谷にほど近い「高野ガーデン」(青梅市柚木3、0428‐76‐0141)でラベンダーが花を咲かせている。
600坪の敷地に種類豊富なハーブが植えられている同園。ラベンダーは500株ほど栽培しており、7月上旬まで紫色の花と爽やかな香りを楽しめる。
園主は高野千恵子さん。20年ほど前、草取りで大変な思いをしていたとき、花を植えて楽しもうと発想を転換。ルバーブを手始めに種類が増え、知人や口コミでラベンダーを摘んで楽しむ人が訪れるようになった。「本当に癒やされる」という声が手入れ作業の背中を押しているそう。
ガーデン作りに理解を示す夫の晴夫さんと娘の由菜さんの手作りで、今年から吉野街道に面した入り口に小さな看板を出した。観光がてら看板を見て来園する人も少なくない。
高野さんは「癒やしのガーデンをコンセプトにしているので、『癒やされる』の言葉をかけられると本当にうれしい。手入れは大変だが、花と香り、食材にもなるハーブに囲まれ、人のつながりが広がるのが楽しい」と話す。
ウエルカムフラワー、ハーブティーでのもてなしも行っている。摘み取りは片手に一握りの束で500円。開園時間は10時〜16時。入園無料。