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コラム

福生の居酒屋オーナーは稀有な音楽通。

おでんと一品 そら豆瀬山誠さん

おでんと一品 そら豆瀬山誠さん

レコードを沢山お持ちだと聞きました。

「きっかけは、10代の頃に飲食店で働いているときに、偶然ゴミとして捨てられていたLPレコードを拾ったことです。100枚くらいあったのですが、ビートルズやクイーン、キッスがありました。片っ端から聞いてみて残ったのがビートルズでした。そのあと、飲食店で経験を重ねて、自分で店を始めるときに、BGMをレコードで流し始めました。お客様からも好評で、もっとレコードを聞きたいとなって、ネットショッピングで買い集めていきました。すると今度は「お店でギターを弾きたい」といわれて、ギターも買って店に置いたら、お客様同士でフォークソングを弾きだしたので、私もフォークのレコードを買い集めたりして。」

かなり広いジャンルに精通されてますよね。

「始まりはバディ・ホリーが好きで、ロカビリーからニューヨークパンクに行って、ポップなものもいいなと思っていたら、テクノに行って。お店でビートルズばかり流していたのに、お客様から教えられてフォークにどっぷり浸かって、みたいな感じです。」

ギターも弾かれるんですよね。

「友達から紹介されたアーティストを好きになって、ギターも同じものを買いたいなぁ、っていうことがきっかけで、今はアコースティック、エレキ共に両手で足りないくらいありますね。弾き語りは、周りの人から、企画だけではなくて、自分でも歌いなさいと促されてから始めたんです。」

そら豆は定期的にライブを開催されていますね。

「〝場を作る〞ことが好きで、用意してあげたくなるんです。レコードもお客様が楽しそうだったし、ちいさなPAセットも買って、みんなが使うようになって、弾き語りイベントが始まりました。」

主催されているチャリティ音楽祭は18年になるそうですね。

「お店のライブから、チャリティイベントにつながってきたのですが、音楽を楽しんでもらって役に立てることを考えました。子供たちに直接手渡しできるもの、使えるものを選んできました。紆余曲折ありましたけど、なるべく大人の事情でなくて、子供たちに直接届けたいんです。」


インタビュー中に沸いて出てくる多くのエピソードには、瀬山さんが、その時々で、縁のある人たちを優しく見守ってきた場面が思い起こされます。音楽がいつもそばにあって、様々な人と今につながっていることが感じられました。お店は一品料理と夏でもおでんをた楽しめるのも魅力です。もちろん音楽談義になれば、ここでは書ききれないお話が伺えるかも。インタビューの最後には、実際にレコードを聞かせていただきました。

 

 

 

おでんと一品 そら豆
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JR青梅線 福生駅徒歩1分
福生市本町136-2 MC福生ビル1F
042-513-0339
営業時間 月~土 17:00~24:00

コラム執筆者

市民ライターKさん

西多摩を中心に熱い思いを持って地域で活躍され、地域に愛され続ける人々が数多くいます。
そんな人々をクローズアップするコラム「にしたま この人に会いたい」。
街プレ紙面を通じ、皆さまのご近所にいる素敵な方々との出会いの場を作ってまいります。

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