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井上氏逆風も、盤石の選挙体制崩れず

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衆院選 明暗握る無党派層の振れ方

衆議院選挙は3日後の10月27日に投開票される。選挙戦の最終盤に向け各党は接戦の選挙区で最後の訴えに精力を注ぐ。東京25区では自民前職で、8 選を目指す井上信治氏(55)が終止リードを保ち、維新新人の宮﨑太朗氏(44)、れいわ新人の依田花蓮氏(52)、共産新人の池田公三氏(75)が追う展開だ。

政治資金の問題で自民への逆風は強いが、他党に追い風もない。無党派層の動きがかつてないほど、重さを増す選挙戦になっている。無党派層の振れ方によっては、自公の過半数割れがある一方、自公が安定過半数を獲得する可能性もある。

井上氏は自公の厚い組織票に守られ、盤石の選挙体制が崩れない。宮﨑氏は都民ファーストの会や市民連合支持層への票の掘り起こしが求められるが、都ファは支持者に特定候補に対する選挙活動を自粛するよう求めている。市民連合支持層は維新、れいわ、共産に分散する傾向にある。宮﨑氏は無党派層への浸透が浮上の鍵を握る。

自公政権維持にしても、過半数割れにしても選挙後は政局がらみの国会となり、政界再編への動きにつながる可能性が高い。

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