オープン1 年で59 匹を里親へ 青梅の「譲渡型保護猫カフェ Rui」
猫も人も幸せになる縁結び
青梅の「譲渡型保護猫カフェ Rui」(青梅市師岡町)がオープンして1年経った。
猫好きと猫のためのコミュニティスペースとして喜ばれる一方、身寄りのない猫を保護し、里親を募集する活動も行う。
代表は石川千鶴さん。保護猫活動に取り組む中で、「猫も人も幸せになる縁結びをしたい」との思いが強くなり、起ち上げた。
「Ru i」では保護中の猫を里親情報サイトhug u (ハグー)でも紹介している。
この1年間で里親41人、計59匹の譲渡が決まり、広く関東一円から集まる保護猫は常時20匹を限度にカフェで暮らしている。
ペットフード協会(東京・千代田)が行った2024年の全国犬猫飼育実態調査によると、猫の飼育頭数は約915万頭だった。
一方で東京には、6万匹とも10万匹ともいわれる野良猫がいて、社会課題になっている。
カフェはタイムフィー制で運営。料金は30分=700円、60分=1300円、90分=1900円、120分=2500円。120分以降は15分につき300円。ワンドリンク制で、ドリンク各種=300円。料金は保護猫のご飯、砂、医療費などに充てられる。
石川さんは「1年間は日々勉強だった。今後はもっと広い店舗に移り、より充実した活動につなげたい」と希望を話す。
カフェではオリジナルグッズも販売中。手作りで、猫ちゃん用の「首輪」など多彩なデザインが並ぶ。
営業時間=12時〜17時、営業日=月・水・土・日・祝日。

代表の石川さん。猫は常時20 匹を限度にカフェで暮らす