あきる野で「秋川歌舞伎」公演 大人・子どもの2本立て、地元の伝統紡ぐ

東京都指定無形民俗文化財「秋川歌舞伎あきる野座」の公演が10月18日、S&D秋川キララホール(あきる野市秋川)で行われる。あきる野市民文化祭行事の一環。
秋川歌舞伎は、明治時代からあきる野市二宮地区に伝わる地芝居「二宮歌舞伎」の流れをくむ舞台。時代の波に押され一時は衰退したものの、地元の熱意により1990年代に復活を遂げ、現在は「秋川歌舞伎保存会」がその伝統を未来へとつないでいる。同会には3歳から90代まで幅広い世代が参加しており、親子3代で舞台に立つ座員もいるという。
当日は「口上」に始まり、地元で親しまれている「二宮はやし連」によるにぎやかな演奏が花を添える。
今回の演目は、大人歌舞伎と子ども歌舞伎による見応えのある2本立て。大人歌舞伎が披露する「御所桜堀川夜討(ごしょざくらほりかわようち)弁慶上使の場」は、源義経の正室・卿の君の身代わりとなった我が子を武蔵坊弁慶が自らの手にかけるという、親子の情愛と忠義の葛藤を描いた重厚な悲劇。
子ども歌舞伎による「絵本太功記(えほんたいこうき)二段目本能寺の場」は、明智光秀による織田信長襲撃(本能寺の変)を題材にした時代物で、子どもたちのみずみずしくも力強い演技と華やかな立ち回りが例年人気を集めている。
同会の担当者は「大道具や衣装、かつらまで座員たちの手作りで仕上げてきた。次世代を担う子どもたちのひたむきな姿と、大人の情熱が詰まった舞台をぜひ多くの方に見ていただき、地元の伝統の息吹を感じてほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は13時〜16時30分(12時30分開場)。入場無料。定員は700席で、先着順。
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