地元の旬味シリーズ 農家さんを訪ねて
羽村市 中野 峰雄さん
年間で約20種類の野菜を栽培しているという中野さん。中でも年間を通して作っているのがトマト。
栽培するのが簡単に思えるトマトですが、「本当に美味しいトマトを作る事はなかなかできないんだよ」とお話してくださり、
「うちのトマトは甘いから食べてみて!」とその場で味見させて下さいました。
大げさな表現でなく、こんなに甘いトマトは初めて食べました!!通常のトマトは糖度が5か6程度ですが、
中野さんのトマトはなんと糖度が9。さらに10以上のトマトができる時もあるそうで、直売所でも売り切れてしまうほどの人気。
一度食べてみれば納得の味わいでした。他にイチゴも作られており、やよいひめ、とちおとめ、さちのかの3種類を栽培。
12月〜4月まで収穫できるそうです。
こちらも試食させて頂きましたが、本当に美味しい!
取材中も近所の方が通りかかり「直売所に何回か行ったけど、中野さんのイチゴもう無かったよ」とのお声。「いちごは毎日出荷できるわけでなく波があるんですよ」とお話されてました。スーパーに並ぶイチゴは、出荷までに数日かかるので上の方が白いうちに収穫するそうですが、中野さんのイチゴは朝収穫し、そのまま直売所や羽村駅前のベジベジに並ぶため、真っ赤に完熟したいちごを出荷することができるそうです。野菜はやはり鮮度が命。今回試食させてもらい本当にそう感じました。「おいしいものを、より安く届けたい」という気持ちでトマトも通年同じ価格設定にされている中野さん。
暖房費や、雪害など想定外のコストがかかっても、新鮮な野菜をいつでも味わうことができるのは、そんな農家さんたちの情熱と努力があるからこそ。そんな思いが詰まった直売所へ、ぜひ皆様も足を運んでみてください♪
取材:鮫島美穂