奥多摩の自然、野鳥の魅力を伝えたい
奥多摩の新しい土産品として地元クリエイターらが「オクタマ・トリ・カルタ」を開発した。
オクタマ・トリ・カルタはカルタ形式のゲームで、スマートフォンでQRコードを読み取り、専用のウェブアプリからランダムに流れる鳥の鳴き声を聞いて、該当する鳥のカードを取るルール。奥多摩に生息している野鳥の中から33種を選定し、繰り返し遊ぶことで鳴き声と鳥の名前が覚えられる仕掛け。裏面には奥多摩ならではの鳥の特徴を記し、図鑑としての活用も見込む。
開発したのは奥多摩町でカヤック体験を提供する後藤めぐみさんと、同町在住のゲームデザイナー、濱田隆史さん。同町在住のアーティスト、伊藤弘二(Koumoriya)さんがアートディレクションを担当し、野鳥写真は写真家の岡部正樹さんが提供。野鳥の選定や監修はネイチャーガイドの田畑伊織さんが担当するなど、奥多摩に縁のあるクリエーターらが携わる。令和4年度奥多摩町まちづくり推進事業にも採択され、試作品の開発費の一部について助成を受けた。
CFにも挑戦し、達成すれば奥多摩へ足を運んでもらえるよう奥多摩エリアの店に限定し販売する。併せて、奥多摩町のふるさと納税の返礼品の一つになるよう働きかける予定だという。
後藤さんは「奥多摩が好きな人はもちろん、自然散策や野鳥が好きな人がより自然を楽しめるようになってほしいという思いを込めたゲーム。奥多摩、そこに生息する鳥の魅力を伝えたい」と話す。
問い合わせは「オクタマ・トリ・カルタ」制作委員会・後藤恵さん(メール:gravity510+tori@gmail.com)まで。