仲間と共に空間、味に徹底的にこだわるOSTERIA ALBERI
秋川渓谷の五日市エリアに6月3日、イタリアンレストラン「OSTERIA ALBERI(オステリア アルベリ)」(あきる野市小中野141、電話042̶588̶4888)がオープンした。
オーナーは同市内などで6年前からグランピング施設やキャンプ場を運営する、株式会社グラーチャー代表の佐藤洋亮さん。武蔵五日市駅周辺の商店街は閉店した店も多く、「この街に1つでも多くの灯りを」と同店の開業を決めた。
同店シェフとして厨房で腕を振るうのは、佐藤さんの義兄の武田直樹さん。同じく都心部でイタリアンシェフとして勤めてきた職人気質の武田さんは、「もっとこだわった料理を提供したい」と、2年ほど前から佐藤さんのグランピング施設のシェフとして携わってきた。
コロナ禍の昨年春、老舗蕎麦店だった同店で珈琲専門店を運営していたオーナーから、居ぬきでの紹介を受けた。飲食店としては駅からも少し離れ、営業には不利な場所ではあったが、「どうせやるなら、味はもちろん内装も23区内にもないほど徹底的にこだわろう」と決意。その想いに賛同した友人らが集まり、鎌倉に住むインダストリアルデザイナーの米田充彦さんが店舗デザイン、施工は地元の「あのひ工房小林建築」があたり、白を基調とした和洋折衷のダイニングが完成した。
店名のOSTERIAはワインを楽しめる気軽な飲食店、ALBERIは木々を意味する。「自然豊かな秋川渓谷への入口として、地元の人、観光で訪れる人に、最高の時間と味を提供したい」と佐藤さんは笑顔で話していた。
営業時間はランチ=11時30分〜14時、ディナー=17時〜21時。月曜定休。