社内に社会貢献活動 推進委員会を設立
住友金属鉱山青梅事業所
住友金属鉱山(株)青梅事業所は昨年から、青梅市と羽村市の自治体、社会福祉協議会、経済団体、地元企業などと連携し、同事業所においては初となる新しい試みに挑戦している。同社が目指す “2023年のありたい姿” 11項目の1つ「地域社会との共存共栄」実現のため、まずは現状を把握するため、連している多摩大学が中心となり自治体、商工会議所、従業員も参加し、「会社が地域からどう見られているか」についてヒアリングを実施。
それを元に社内部署を横断した有志7人と共に「社会貢献活動推進委員会」 を設立した。
委員会内では、取り組み内容についてアイデアを出し合い、青梅と羽村でフードバンク活動に取り組む団体への支援では、社内で募り家庭に眠る食品を寄付。
障がい者福祉施設への支援では、同施設で作られたパンを、退勤時間に合わせて社内販買をしたところ、すぐに売り切れた。取り組みの輪が広がり、近隣の金属加工メーカー「武州工業(株)」もこの販売活動に参画している。
社内では青梅事業所が全国のモデル事業所として期待される中、求められるのはKPIや、活動の成果を示す指標。活動を通し知り合った多摩大学に協力を仰ぎ、数値化が困難な地域貢献活動の指標作りにも取り組む。
「今後も地域と一緒に共創社会の実現を目指したい。細く、長く、を合言葉に、今できる取り組みを継続していく」と意気込む。