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障がい者雇用の「田園よもやも食堂」開店 高齢者ら集える場にも
『兼愛交利』の精神に基づき運営したいという久保さん
西多摩を中心に「わーくあっぷ」や「ぼぬーる」の名称で東京都指定の障害福祉関連施設など8カ所を展開する日本福祉作業促進会（立川市曙町）が４月12日、新たに「田園よもやも食堂」（福生市南田園、042-551-3750）をオープンした。
同食堂は、障がいのある人が自立を目指して支援員らとともに弁当の配達や接客業務で働く場になる。また、少子高齢社会が進む福生団地で人々が集まれる場を創出し、活性化につなげる狙いもあり、1人暮らしをする高齢者らが集まり、食事をともにする「長寿ふれあい食堂」や「子ども食堂」を月に2回ずつ開くなどの取り組みを進める。
開店を前に開所式が行われ、地元選出の都議、市議ら18人が顔を出し船出を見守った。代表理事の久保勝則さんは「すべての人を愛し、利益を分け合うという『兼愛交利』の精神に基づき、かかわる人たちが幸せを享受できる場にしたい」と意気込みを語った。
看板メニューは「よもやま給食」（660円）で配達も行う。このほか「特製カレー」（700円）、「から揚げ定食」（880円）、「生姜焼き定食」（930円）などを提供する。
営業時間は11時30分〜17時（今後変更の可能性もあり）。日曜定休。
