「この世界の片隅に」上映、片渕監督のトークも 福生市が平和のつどい 市内都立高生徒 運営に協力

「基地のあるまちだからこそ平和の大切さを訴えていく」と加藤市長
福生市は10月11日、若い世代へ戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるのを目的に、「戦後80福生市は10月11日、若い世代へ戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるのを目的に、「戦後アニメーション映画「この世界の片隅に」の上映と、同作品の片渕須直監督によるトークイベントを行うことにした。
映画は2016(平成28)年に公開され、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した。
1944(昭和19)年2月、18歳の主人公のすずは広島から軍港の街として栄える呉くれにある北條家に嫁ぐ。戦時下、配給物資が徐々に減っていく中でも、すずは工夫を凝らして、毎日の暮らしを積み重ねていく。1945(昭和20)年3月、呉は空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。そして、1945年の夏がやってくる……
トークイベントでは映画製作時のエピソードや平和に対する思いなどを語る。当日は市内都立高校の生徒が運営に協力する。
父親が学徒出陣している加藤育男市長は「基地のあるまちだからこそ平和の大切さを訴えていく。若い人たちを呼びたい」と話す。
開催時間は13時〜16時30分。入場無料。定員は220人程度。9月12日まで、申し込みフォームで受け付ける。応募多数の場合は抽選。