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クルマのあれこれ 「記録」が真実を語る

「記録」が真実を語る

2019年4月、東京・池袋で高齢ドライバーが運転する車が暴走し、横断歩道を歩いていた母子2人が犠牲となった悲惨な事故が起きました。社会に大きな衝撃を与えたこの事件では、運転者が「ブレーキが利かなかった」と主張したものの、この車両に搭載されていたEDR(イベント・データ・レコーダー)の解析によって、「実際にはブレーキは踏まれておらず、アクセルが踏み込まれていた」ことが判明しました。トヨタが2000年以降、段階的に搭載していたEDRは、この事故で注目を集め、2022年7月以降、国内の新型車への搭載が義務化されました。

EDRとは、自動車に搭載される〝ブラックボックス〞のような装置で、事故の瞬間や直前における車のスピード、アクセルやブレーキの操作状況、シートベルトの有無、エアバッグの作動などを記録し、事故の客観的な原因究明に役立ちます。ただしこの解析は専門家でないと行えず、解析費用も高額なため、死亡事故などの重大事故でない場合は、ドライブレコーダー(ドラレコ)が重要な役割を果たします。

ドラレコによる事故当時の映像や音声は、当事者の証言とは異なる事実を明らかにすることがあります。しかし近年、事故後にこのドラレコの映像を「自分に不利だから」と故意に削除・破棄するケースが報告されています。これは証拠隠滅にあたり、刑事罰の対象となる可能性があります。もし証拠隠滅を図っても、EDR、他車のドラレコ、周辺の防犯カメラなどによる「その瞬間のありのままの記録」が存在しうることを忘れてはいけません。

記録されているという意識が安全運転につながることはもちろんですが、もしもの時には、こうした「記録」が被害者はもちろん、加害者の正当な権利を守ってくれることがあります。不確かな記憶や憶測ではなく「記録された事実」で自身を守れるよう、まずはご自身の車にドライブレコーダーを設置しましょう。

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コラム執筆者

株式会社プラネット 保険事業部

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