神田ホームが創業50周年 新築引き渡し実績は2000棟超 家づくりにかかわるすべての人を幸せに
㈱神田ホーム・アイフルホーム東京羽村店(羽村市緑ヶ丘)が創業50周年を迎えた。バブル崩壊後の景気の谷を踏み越え、デフレ経済にあって西多摩でトップクラスの住宅建築会社に成長してきた。2018(平成30)年には神田佳憲さんが社長に就任。前社長の幸雄さんは会長の立場で支え、50年間で新築引き渡し実績は2000棟を超えた。時代はデフレからインフレへ。経済環境が大きく変化しても自社の強みを生かし、良質な住宅の提供に全社一丸で取り組む。

良質な住宅の提供に全社一丸で取り組む
同社は幸雄会長がもともと住宅リフォーム業、エクステリア業として起こし順調に成長。だが、順調ゆえにバブル経済崩壊の波をまともに受けた。それでも1992(平成4)年にアイフルホームのFCに加盟。住宅事業に特化し、危機を見事に乗り越えた。
新築引き渡し実績2000棟。同社の50年の道のりはこの数字で語られる。「厳しい時ほど前向きに、攻めの姿勢だった。大きな転機はアイフルホームのFC加盟。成り行き、出たとこ勝負だったかも知れないが、正解だった」と幸雄会長は振り返る。
その後は2008(平成20)年のリーマンショックも2014年(平成26)の消費増税による景気の大幅減速も克服してきた。
会社の成長と共に同社は長く地域貢献事業を手掛けてきた。市民音楽祭や、子育て支援事業、健康セミナーの開催、遠隔予防医療への協賛、障害者支援活動、各奉仕団体への支援などだ。
神田社長は、近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の言葉を引き、「お客様の夢である住宅建築のお手伝いをさせていただく上で、どこか一方よしでは良い家は建たないと思っている。お客様、工事会社、地域の皆さんが「よし」と実感してもらえる家づくりを目指し、かかわるすべての人が幸せになれることを願い、お客様と地域に必要とされる企業となれるよう歩みを進めたい」と決意する。
インフレ下にあって、アイフルホームの家づくりは、LIXILグループの一員であることで実現できる高品質な住宅の提供体制と子育て層向け住宅における圧倒的実績が強みとなる。グループのメリットを活かし、どこよりも安くLIXIL製品を顧客に提供することが可能だから値段を抑えながらも高品質な家づくりが実現するという。
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神田社長、幸聖さん、幸雄会長の創業家3-代(左から)
8月26日、「創業50周年記念式典・祝賀会」がホテルエミシア東京立川で盛大に開催された。LIXIL住宅研究所の加嶋伸彦社長、アイフルホーム全国社長会の多田穣治会長ら関連会社、金融機関、協力会社などから90人余りが出席した。
代表あいさつで神田社長は「50年の節目を刻めたのはお客様をはじめ、社員、協力業者、神アイフルホームFC関係の皆さまのおかげ。家づくりにかかわるすべての人を幸せにするという理念のもと、今後も一層力強く歩みたい」と決意を披露した。
幸雄会長は「光陰矢の如しの50年だった。会社は地域とつながっていかなければならないと強く感じる。今後もその精神を受け継いでほしい」と話した。
来賓あいさつで加嶋社長は「神田ホームはアイフルグループで常に全国ベスト10に入る加盟法人。幸雄会長は全国社長会初代会長として加盟店間の連携に尽力し、神田社長は今期から全国社長会の副会長としてグループ発展のために尽力している」と称えた。