「青梅の和紅茶」飲みやすくスッキリ川鍋園
青梅市大門の川鍋園(川鍋良一郎園主)では昨年から青梅産の茶葉を活用した紅茶を製造販売している。同園3代目の川鍋昭夫さん(47)=写真=が商品化したのは「青梅の和紅茶」。飲みやすくて、スッキリした味わい。ストレートでおいしく飲める紅茶だ。
次女の夏休みの自由研究で紅茶を作ったことをきっかけに、昭夫さんが試作を始めたのが5、6年前。東京都茶協同組合が行う紅茶づくり講習会を受講。瑞穂町の同業者の助言を仰いだり、書物で学ぶなど努力を重ね、昨年初めて商品化した。
約30㌔作り、かすみ直売センターやグリーンセンターで販売。「おいしかった」との声が広がり、徐々に売り上げが伸びている。
今年は生産量を増やす計画で、緑茶づくりが終えた先月下旬から紅茶づくりに取り組んでいる。昭夫さんは今後、「青梅特産のユズやブルーベリーを使ったフレーバーティーも手掛けていきたい」と夢を広げている。
父親の良一郎園主(76)と昭夫さんはもちろん、家族にとっても1年で最も多忙な新茶の季節。さわやかで甘みのある新茶とともに、今年は熟成した青梅産の紅茶もおすすめだ。
ポットに茶葉を多めに入れて、お湯を注ぎ1分ほど蒸らすとおいしい紅茶を入れることができる。「青梅の和紅茶」は80㌘入り700円(税込)。