平成の大合併の先駆けから20 年8月30日 キララで盛大に記念式典
秋川渓谷観光の魅力など発信記念映画「空色の旅人」を上映
あきる野市が誕生して9月1日で20周年を迎える。市では8月30日に秋川キララホールで市制施行20周年記念式典を開催し二十歳の節目を祝う。
4月に行うあきる野ウオークラリーを皮切りに、全国地芝居サミット、20周年記念プレミアム商品券発行、出張!なんでも鑑定団の開催など祝賀行事も目白押しだ。旧秋川市と旧五日市町は平成大合併の先駆けとして1995年にあきる野市となった。
全国的に注目される中、緑豊かな環境都市として、自然と調和のとれたまちづくりを進めてきた。一方、秋川駅北口などの都市基盤整備を進め、2001年には新庁舎を完成、07年には秋川渓谷瀬音の湯をオープンした。中央図書館や東部図書館エルも整備した。
同年、初代市長の故田中雅夫氏から臼井孝氏に市政のバトンは託された。ただ、社会環境はバブル崩壊後のデフレ経済が続き、08年のリーマンショック後は景気の落ち込みが鮮明となった。財政的な厳しさが増す中、「あるきたくなる街あきる野」を掲げ、政策をハードからソフトに切り替え、観光事業の発展に力を注いできた。
市政施行10周年の節目の年に東京経済大学から五日市憲法草案を含む深沢家文書があきる野市に寄託された。同15周年には五日市憲法なども絡めながらストーリーが展開される映画「五日市物語」を製作。20周年では「空色の旅人」と題し、記念映画の製作が進められ、記念式典で披露される。
アベノミクスにより先行き経済に明るい兆しが見える中、引き続き財政の健全化を目指す中で、武蔵引田駅北口区画整理事業などのハード事業も着実に動き始めている。
イベント情報
あきる野ウォークラリー
4月2日~19日まで。水曜を除く連日開催。午前9時~11時に受付。あきる野ふるさと工房をスタートし、乙津花の里、瀬音の湯、五日市郷土館、五日市ひろば、ゴールの五日市観光案内所を巡る。専用台紙にスタンプを集め、五日市観光案内所に持参するとプレゼントがある。18日には瀬音の湯などで楽しいイベントがある。
第25回全国地芝居サミットinあきる野
5月2、3日、秋川キララホール。「つなごう地芝居、郷土の心」をテーマに秋川歌舞伎保存会、菅生歌舞伎菅生一座のほか、囃子や神楽などの郷土芸能が披露され、シンポジウムが行われる。