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春先と名産トウモロコシに不安も全体的に良好の兆し

季節

二宮神社 筒粥ノ神事

先月早朝、二宮神社(河野清亮宮司)で筒粥ノ神事とどんと焼きが行われた。神事は地元で栽培される作物29種の作況と今年の世相を占うもので、春先に不安があるが年末に向かってよい年になるという結果が出た。

筒粥ノ神事は小正月に行われる神事として全国に伝わっているが、現在、西多摩地域では二宮神社に風習が残るのみ。長さ約10㌢ほどの篠竹30本を鍋に入れ、かゆを炊き、炊き上がった時に竹筒に入っていた米の量で吉凶を10段階で占う。

豊作と出たのは、えん豆、小豆、米類、大根、秋菜など秋から冬にかけての作物に集まった。一方で、うり、大麦、小麦など春先の作物には3と不吉な兆しが出ている。また、あきる野市名産のトウモロコシは4と出て、こちらも懸念材料だ。

氏子会長の町田匡志さんらは「前半が不安だが、春さえ乗り切れば全体的に良い年になるのではないか。世の中も最高点が出ている」と分析した。

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