先着500人を招待
この人に注目!能面作家小倉宗衛さん(84) 青梅市梅郷
大蔵流宗家 大蔵千太郎氏が出演
青梅市梅郷の能面作家、小倉宗衛さん(84)が理事長を務めるNPO法人日本伝統芸術文化協会が主催する狂言教室「親子で狂言に親しもう」が6月10日、青梅市民会館で開かれる。小中学生と親たちに日本の伝統芸能に親しんでもらうのが目的。東京都や青梅市などが後援する。
当日は狂言界の名門、大蔵流宗家の大蔵千太郎氏らが出演し、「棒しばり」「清水」などを演じる。昨年に次いで2度目の開催で、先着500人を招待する。全席自由席。午後2時開場、2時30分開演。
小倉さんは20歳のときに絵画の道を歩み始め日本画家になった。32歳ごろから能面を制作し、3年で能面作家として自立した。1985年から海外20カ国以上で能面の展覧会を開催し、日本の伝統芸 能と文化を紹介してきた。 このほど世界に日本文化を紹介する雑誌「サムライ・JP」に小倉宗衛の世界として特集記事が掲載された。来年は上海を皮切りに北京、香港での能面展が企画されている。昨年3月には自宅工房に併設し、能面美術館をオープンした。これまで国際芸術文化賞など多数の受賞歴を持つ。
狂言教室への申し込みは往復はがきに氏名・住所、電話番号、年齢を明記し6月4日までに〒198―0085東京都青梅市滝ノ上町1358「親子で狂言に親しもう」実行委員会(野崎守)宛郵送。ただし満席になり次第締め切る。
問い合わせは0 4 2 8 ( 22)0603野崎さんか0428(76)3070日本伝統芸術文化協会へ。