人気のパン屋クレメル
週2回、珍しいドイツパンも
羽村市五ノ神のパン屋クレメル(大久保渉オーナーシェフ)は昨年12月にリニューアルオープン。
ヨーロッパの一軒家のようなかわいらしい店構えで、店内には味にこだわったパンが並んでいる。
同店の前身は、オーナーシェフの大久保さん(35)の父が約19年前に創業したパン店「リーベンブロート」。2年ほど前に代替わりし、リニューアル後は大久保さんが生地作りや成型、焼成を一手に担っている。
大久保さんは東京農業大学の微生物学研究室で酵母菌などについて学び、パン作りを理論的な面からも学んだ。
卒業後は国内のパン屋に就職。6年ほど前に家業に入り2年ほど手伝った後、ドイツに移り住んで約2年間パン屋で腕を磨いた。
リニューアルを機に原材料を見直し、作るパンによって国産小麦やフランス産小麦など粉を使い分けている。
またなるべく体に良いものを作ろうと、イーストフードやマーガリン、ショートニングは一切使わなくなった。
一番人気はクリームパン(150円)で週末は1日約70個、平日でも50個は売れる。
クロワッサン(140円)も午前中にほぼ完売してしまう人気商品。また本場仕込みのドイツパンも週2回ほど販売。独特の酸味がありハムやチーズに合うパンで、問い合わせが多いという。
パンは羽村市内のカフェなどにも卸しており、「この地域のお店と一緒に羽村を盛り上げていきたい」と大久保さん。
「いずれは近隣で採れる農産物を使ったパンを作ってみたい」と話している。
営業時間は7時〜18時。月曜、第2・4日曜定休。
イートインスペースあり。午後には品薄になることが多いため、特に週末は予約がおすすめ。
問い合わせは042(578)0907まで。