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「奥多摩のわさびは日本一」鈴木山葵農園

奥多摩で40年、ワサビの生産、加工などを行ってきた鈴木山葵農園(鈴木実社長)。その味は評判が高く、生産するワサビは都心部では1本6000円で販売されるほどだ。鈴木さんは20歳で脱サラし林業を行う傍ら、ワサビ田を開拓してきた。繊細なワサビの栽培には多くの問題がたちはだかる。中でも甚大なのが台風被害。「大きな台風が来たときは家2棟流されるような気持ち」。それでも負けずに生産を続けてきた。豊富な湧水と冬の寒さが味を決める。鈴木さんは「奥多摩のワサビは日本で一番おいしいですよ」と笑顔で話す。現在、大型店への卸以外、店頭販売などは行っていないが、行楽シーズンは奥多摩駅構内、御岳駅前で出張販売しているという。

 

「ナンバー1よりもオンリー1」目指す 高山商店 問い合わせ0428-22-2841

青梅市勝沼で創業87年を迎える高山商店。3代目の高山博之さんは「本物の味を提供する」をモットーに、新しい挑戦を続ける。大学在学中の2年半、中国へ留学。そのときの体験が大きく人生を変えた。日本の無くしてはいけない文化、慣習の素晴らしさを痛感したという。家業であった同店を継ぐことになり「ナンバー1よりオンリー1になる」と決意。現在は、高山さん自身が厳選した原料で作られた甘酒風発酵飲料「雑穀グルト」(720ml・1260円)など、こだわり商品の開発に力をいれている。高山さんは「子どもたちが本物の味を食べてまずいと言う時代。本当のものを、しっかりと伝えていく義務が僕たちにはあるんです」と話した。

 

各大臣賞を受賞 武陽ガス株式会社 問い合わせ042-539-7109

福生市を中心に4市2町へガスを供給する武陽ガス㈱。供給、管理業務などを行う羽村供給所に勤める秋山惠男さんは昨年まで責任者として数々の開発を行ってきた。西多摩にガスのインフラが整い始めたころ、高校を卒業した秋山さんは、創業間もない同社に入社。各家庭を回り検針から集金、工事まですべて行ってきた。現場経験を生かし、災害時にガス被害を広げないための開発にも注力。こうした実績が評価され経済産業大臣賞、東京都功労者賞などを受賞し昨年、文部科学大臣賞を受賞した。「どこにどんなガスが入っているかは大体、頭に入っているから」と話す秋山さん。「今は火災時など現場に行く職員にアドバイスするくらいなんです」と笑顔で話した。

 

「仕事の喜び」を若手に 株式会社伸栄冷熱 問い合わせ042-543-4478

 昭島市上川原町の㈱伸栄冷熱は、空調設備の企業として地域に高い信頼を受けている。社長の竹内伸一さんはその道22年の職人として、今も一般家庭から大型ショッピングモールまで幅広く手がける。工期の短縮に合わせ、高い技術も求められる厳しい業界の中、「完成後のお客様の笑顔が何よりの喜びなんです」と目を輝かせる。現在は近隣の信頼おけるパートナーたちと連携し、数多くの仕事を受注する中、若い職人の育成にも思いをはせる。「不規則な仕事だが、1つ1つの技術を覚えたときの達成感は格別。若い人たちにその喜びを伝えたい」と笑顔で話した。同社では随時、社員を募集している。

 

接客、説明、そして納得をモットーに モバワン 問い合わせ0428-25-0166

http://www.mb-station.co.jp

 携帯販売店「モバワン」(酒井透社長)は、“ご説明します”をモットーに、地域住民から高い支持を受け続けている。「いかに安く、いかにたくさん売るか」という業界の慣習に不満を感じた酒井社長は8年前、携帯業界に参入し創業時より“お客様の納得”を徹底してきた。複雑化する携帯電話の使用方法。同店の姿勢は地域から必要とされ続け、現在では西多摩や近隣で直営、FC含め7店舗を展開。立川市でauショップも手掛けている。酒井社長は「売っている商品は同じもの。だからこそ説明から接客まで『お客様に納得してもらう』ことだけを考え続けてきました。当たりまえのことを続けているだけなんです」と話した。営業は午前10時~午後8時。年中無休

 

日本一の「くんせいの専門家」目指す ㈲みやび 問い合わせ042-597-7411

「くんせい専門店」を目指す㈲みやび。自社製品だけでなく、コラボ商品など新たな展開でも注目を集めている。3代にわたり日の出町で木工業を営んできた同社。注文家具の製造などで出る端材の活用方法として始まったくんせい商品だったが、6年前から高野俊明さんが販売責任者となって本格的に製造販売を始めた。手間と時間を惜しまない逸品は、評判が評判を呼び現在では、西多摩各所の観光地など含め50カ所に卸している。青梅の酒造会社・澤乃井直営の料亭「ままごとや」とのコラボ商品「くんせい豆腐」など、新たな展開も始めた。「くんせいの専門家になりたいんです」と笑顔で話す高野さん。製造に1週間かかるという卵のくんせいが一番のお勧めだとか。

 

専門家集まりデイサービス開業 リハビリデイサービス「足軽」 お問い合わせ0428-84-0428(11月より)

青梅市今井で在宅はり灸マッサージを行う「おたっしゃサービス」(和田信也代表)は11月1日、同市河辺町でリハビリデイサービス「足軽」をオープンする。6年前に創業し、医療保険が適用されるサービスとして口コミで人気となった同社。利用者から「時間が短く、運動に特化したデイサービスが欲しい」との声に応え、新たなサービスの提供を目指してきた。和田さんや、足軽の管理者となる田口朋絵さんは整形外科医院のリハビリ課出身。スタッフもマッサージ師や介護士など専門家が集まった。「楽しく通えて、足腰が元気になるサービスにしていきたい」と笑顔で話す2人。介護保険も適用可能なので価格も安価に提供できるという。定員は各部10人で午前、午後の2部制。自動車送迎も有る。

 

予約制で焼きたての味を提供 ㈲柳丸 お問い合わせ042-519-3826

青梅せんべいの専門店として青梅市や羽村市に5店舗の菓子屋を展開する㈲柳丸。手作りにこだわる逸品にリピーターが跡を絶たない。同社は60年前の創業以来、親族が各店舗を開業し、地域に愛され続けてきた。4年前にオープンした羽村店を現在、切り盛りする加藤久美子さん。「添加物を入れず、原材料にこだわる柳丸の製法に、私たちもこだわり続けています」と笑顔で話す。中でも予約受注を基本とする団子は「焼きたての味が楽しめる」と人気の逸品。新潟の米を青梅市野上の本店で精米し、同市今井の工場で製造している。同社常務の加藤宏一郎さんは「今以上に関東、全国と青梅せんべいの味をひろげていきたい」と話した。営業は午前10時~午後6時。日曜定休。

専業主婦からお花屋さん開店へ フラワーショップメイポール お問い合わせ0428-21-2587

青梅市河辺町にフラワーショップ「メイポール」(和光まゆみ代表)が今年3月に開店。新鮮な生花がそろうと評判のお店だ。「子どもの時からずっとお花が好きでした。お花屋さんをやるのが夢だったんです」と笑顔で話す和光さんは若くして結婚。専業主婦を続けていたが子育ても終えたころ、同店開店のチャンスがめぐってきた。すぐさま勉強のため近隣の花屋へ修業に向かった。「技術も経験もない私は、精一杯の気持ちを売ることしかできない」と客の様々な要望に応える。「お客様が思っていた以上のものを受け取られたときの笑顔。ただそれが見たいんです」と和光さんは目を輝かせた。木曜定休。午前9時30分~午後6時30分。

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