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雄大な桜ともみじの襖絵玉泉寺で作品展シリーズ この人に注目

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日本画と西洋画を融合独自の世界をつくる日本画家、白浪さん(66)

青梅市仲町

青梅市仲町在住の日本画家、白浪さん(66)=本名・陸士甫=の作品展が20日〜3日間、青梅市長渕の玉泉寺(北村喜道住職)で開かれた。同寺の境内にある桜ともみじを描いた新作の襖絵など約80点が展示され、観覧者は水墨画、日本画、西洋画が融合し、独自の世界をつくる白浪さんの絵を楽しんだ。

白浪さんは5 歳で絵画を始めた。上海文学院を卒業。1 9 87 年に日中美術財団代表理事の河久治上海大学名誉教授の招きで来日。武蔵野美術学園などで日本画とデッサンを学んだ。横山大観、東山魁夷、青梅市ゆかりの川合玉堂らの影響を受けた。一方、モネ、ゴッホなどの印象派の画家の技術も学び、努力の結果、白浪さん独自の幻想的で、優美な画風を確立した。

花鳥画を得意とし、風景、人物画、書を手掛ける。これまで鎌倉市の建長寺壁画「柏槇」、伊香保の天宗寺本堂天井花鳥画などの大作を手掛け、作品は京都の建仁寺、高台寺、奈良の唐招提寺などにも所蔵されている。さまざまな展覧会で、中国文化部中国画国際展銀賞、内閣総理大臣賞、文部大臣賞などを受賞してきた。

 会場となった玉泉寺とは16年間の交流があり、本堂に置かれた屋久島の杉を描いた水墨画や襖絵を描いてきた。今回の客間の襖に描かれた桜ともみじは、東洋的なかすれる感じと、西洋的な重なる技法を駆使し、繊細でいて迫力のある作品となり、多くの人の視線を釘付けにしていた。

白浪さんは「日本画と西洋画を融合させた21世紀の画風を確立したい。古都鎌倉市に桜美術館を造ることに生涯をかけたい」と話している。

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